デリケートゾーンがカサカサしてかゆい原因とかゆみを止める方法

女性にとってデリケートゾーンの悩みはつきないと思います。

ムダ毛や黒ずみ、臭いなど。

なかでも多くの女性を悩ませているのが、デリケートゾーンのカサカサしたかゆみです。

ムズムズとかゆみが出てもデリケートゾーンだけに思いっきり掻くなんてできないですよね。

まして職場や外出時だったらなおさらです。

ひたすらかゆみを我慢したり、モジモジしてみたり、組んでいた足を組みかえてみたりと、かゆいのに掻けないこともさらにストレスを大きくします。

どうにかしたいけど病院に行くのも他人に相談するのも恥ずかしいと思っている方も多いのではないでしょうか?

デリケートゾーンのかゆみは女性の2人に1人が経験していると言われていて決して特別なことではありません。

ただ、間違ったお手入れや放っておいたりすることでかゆみを悪化させてしまうことがあります。

この記事ではかゆみの原因と改善方法をご紹介していきますので、ぜひお手入れの参考にしてみてください。




1. デリケートゾーンのかゆみの原因

① ムレによるかゆみ

かゆみを引き起こす大きな原因がデリケートゾーンのムレです。

ムレた状態が続くと雑菌が繁殖しやすく、それが肌への刺激となりかゆみが出ます。

ムレる原因は下着やストッキング、ナプキンの使用などにより通気性が悪くなるためです。

さらに、デリケートゾーンは汗腺が多いため実は汗をかきやすい場所です。

おりものなどの分泌物もありムレやすい条件が重なっている部位と言えます。

また、高温多湿の環境はかぶれや感染症の原因にもなります。

② かぶれによるかゆみ

デリケートゾーンの角質層は体の中でもっとも薄いため、バリア機能が弱く外からの刺激にとても弱い構造をしています。

お手洗いでの拭き取りや下着による摩擦もデリケートゾーンにとって刺激になります。

さらに、デリケートゾーンは複雑な構造をしているため汗や皮脂、おりものなどの汚れが溜まりやすい部分です。

繰り返される摩擦や溜まった汚れなどが刺激となり、かぶれや肌荒れが起こりかゆみの原因になります

ナプキンや下着、洗濯洗剤などが原因で接触性皮膚炎をおこす場合もあります。

かゆみの原因となる物が接していた部分の皮膚が赤く腫れ、激しいかゆみを感じます

単なるかぶれではなくアレルギーが原因となっている場合もあります。

接触性皮膚炎の場合は、原因となる物を特定して接触を避ける必要があります。

③ 乾燥によるかゆみ

デリケートゾーンが乾燥する原因は角質層の薄さです。

デリケートゾーンの角質層は顔の半分程しかありません。

健康で適度な厚みがある角質層は保湿力が高くなります。

しかし、デリケートゾーンは角質層が薄いため保湿力が低く乾燥しやすい部位です。

それに加えて摩擦や加齢、過度な洗浄などが原因でさらに乾燥が進みます

皮膚の乾燥はバリア機能を低下させるため外からの刺激に弱くなり、かゆみを引き起こす原因のひとつになります。

④ 感染症によるかゆみ

性感染症を含む感染症もデリケートゾーンのかゆみの原因になります。

感染症はウィルス、細菌、真菌(カビ)などの病原体に感染することで起こります。

前述したようにデリケートゾーンは、高温多湿で病原体のエサとなる皮脂や汚れが溜まりやすい場所です。

まさに病原体が繁殖しやすい条件がそろっています。

また、疲労やストレスなどで免疫力が低下していると感染症の発症や再発が起こりやすくなります

かゆみを伴う感染症には以下のようなものがあります。

● 膣トリコモナス症

トリコモナスという原虫によって発症する性感染症です。

性交渉以外でもタオルやシーツ、トイレの便座などから感染することもあります。

デリケートゾーンの強いかゆみや痛み、泡状で悪臭のあるおりものの増加などがみられます。

● 性器カンジダ症

カンジダ菌という真菌による感染症です。

デリケートゾーンの感染症の中でも頻繁にみられる疾患で、10代から50代女性の約5人に1人はカンジダを経験していると言われています。

カンジダ菌は私たちの皮膚や粘膜などにいる常在菌のひとつで、感染の原因の9割は自己感染です。

まれに性交渉による感染もありますが、免疫力の低下など何らかの要因によって菌が異常増殖し発症します。

デリケートゾーンの強いかゆみや痛み、灼熱感やヨーグルト状のおりものの増加などがみられます。

上記以外にもデリケートゾーンのかゆみを伴う感染症はあります。

強いかゆみや異臭、おりものの変化などがある場合は感染症の可能性が考えられます。

2. デリケートゾーンのかゆみを止める方法

① 清潔に保つ

デリケートゾーンをスッキリと健康に保つために欠かせないものがあります。

それは「乳酸菌」です。

乳酸菌というと腸をイメージしますが実は膣内にも存在しています。

さらに、腸内と同じように善玉菌と悪玉菌に分類される常在菌が存在しています。

善玉菌には「デーデルライン桿菌(かんきん)」という乳酸菌の一種があり、悪玉菌にはカンジダ菌や大腸菌などがあります。

デーデルライン桿菌は乳酸を作り出し、膣内をph3.5~4.5の強い酸性に保っています。

それにより、かゆみの原因にもなる病原菌の繁殖や感染を防いでいます

この働きを膣の「自浄作用」と言います。

一方の悪玉菌は普段は特に悪さをするわけではありません。

善玉菌が減ったり免疫力が低下してしまうと悪玉菌が増え、膣内の酸性バランスが崩れます。

そうすると感染症を起こしやすくなり、かゆみなどの不快な症状が出てきます。

デーデルライン桿菌はデリケートゾーンの洗いすぎやウォシュレットの使用によっても洗い流され減少してしまいます。

また、デリケートゾーンは複雑に入り組んだ構造なため洗い方が不十分だと汚れが溜まって臭いの原因にもなります

まずは、正しい洗い方をマスターしてデリケートゾーンを清潔に保ちましょう。

● デリケートゾーンの洗い方

1. ぬるま湯ですすぐ

始めにぬるま湯(36~38℃)でデリケートゾーンをすすぎます。

2. 指の腹で優しく洗う

指の腹を使って、優しくなぞるように洗います。

シワとシワの間に汚れが残らないように細かい部分も丁寧に洗います。

石鹸を使わなくてもこの段階で約8割の汚れは洗い流すことができます。

3. 石鹸を泡立てる

石鹸やボディーソープを手や泡立てネットでしっかり泡立てます。

摩擦に気を付けて、泡を転がすように洗っていきます。

4. 前から後ろに向かって洗う

Vライン ➝ Iライン ➝ Oラインの順番に洗っていきます。

指の腹を使い優しく丁寧に洗ってください。

お尻から洗うと様々な菌が膣内に入ってしまい炎症を起こす可能性があります。

必ず前から後ろに向かって洗いましょう。

5. しっかり流す

最後に泡が残らないように、しっかりとすすいでください。

● 注意点
  • デリケートゾーンは皮膚が薄く粘膜も多いので「優しく洗う」ことが基本です。
  • 基本的には1日1回、お風呂に入る時に洗うだけで十分です。
  • 膣の中は、膣の自浄作用があるため洗う必要はありません。
  • 膣の中まで洗うと善玉菌が流れてしまい自浄作用が低下します。
  • 生理中は皮膚がデリケートな状態になっています。

傷付けないように普段以上に優しく洗うように心がけましょう

使用する石鹸やボディソープによっては洗浄力が強すぎる場合があります。

洗浄力が強すぎると皮膚の乾燥や善玉菌の減少にもつながります。

特に洗った後にかゆみが出やすいという方は、デリケートゾーン専用のソープを使ってみるのもよいでしょう。

専用ソープはデリケートゾーンに適した洗浄力で、臭いや黒ずみのケアまで一緒にできるものが多く販売されています。

また、黒ずみ用のクリームを使えばデリケートゾーンの保湿ケアができます。

乾燥を防ぐことでかゆみやかぶれ予防になります。

ワセリンも保湿剤として使用できます

デリケートゾーンの黒ずみについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

普段まじまじと見ることの少ないデリケートゾーンですが、ふとしたときに見てみたら黒ずんでいてガッカリ...。なんてことはありませんか?...

② 通気性の良い下着をつける

通気性や吸湿性に優れているコットン素材の下着がおススメです

ポリエステルやナイロン素材のものは、通気性が悪く汗も吸わないので注意しましょう

デリケートゾーンを圧迫するガードルやストッキング、タイツやスキニーパンツなどもムレの原因になります

また、摩擦が起こりやすくかゆみの原因にもなります。

スカートやワイドな形のパンツを着用してムレを回避するなど工夫してみましょう。

③ 生理用品をこまめに取り替える

生理中はナプキンと生理の経血でいつも以上にムレやすい状態です。

肌も敏感になりやすい時期なので、かぶれやかゆみに悩まされることも多くなります。

最近のナプキンは吸水性に優れているため、同じナプキンを長時間つけていることもかゆみの原因になります

おりものシートを使用している時も同じです。

汚れが少なくても雑菌が繁殖しやすくなっているので2~3時間おきくらいで取り替えるのがベストです。

多くのナプキンがポリエステルなどの石油由来の原料でできています。

肌の弱い方はナプキンの原料に反応してかぶれやかゆみが出ることもあります。

ナプキンでかゆみが出る方は、布ナプキンやコットン素材のナプキンを使うのがおススメです

④ 質のよい睡眠をとる

膣の自浄作用は女性ホルモンのエストロゲンや免疫力とも深い関わりがあります。

エストロゲンの減少や免疫力の低下はデリケートゾーンの乾燥や膣の自浄作用を低下させ、かゆみや炎症などのトラブルが起きやすくなります

また、ストレスや疲労は免疫力を低下させます。

エストロゲンについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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ぐっすりと眠ることで、ホルモンの分泌を促しストレスの解消や疲労回復を助けます

就寝前に軽くストレッチや腹式呼吸を行うと、頭も体もリラックスするので質の良い睡眠がとれるようになります。

⑤ 薬を使う

どうしてもかゆみが我慢できない時は、薬を使ってかゆみを抑えるのもひとつです。

ドラッグストアでもデリケートゾーンのかゆみを抑える薬を購入することができます。

クリームタイプ、ジェルタイプ、ミストタイプなどたくさんの種類が販売されています。

ドラッグストアで購入できる代表的な商品には、「ラクタシード」や「サマーズイブ フェミニンウォッシュ」があります。

市販の薬を使用していても「かゆみが治らない」「かえってひどくなっている」という場合は感染症の疑いが考えられます。

その場合は早めに婦人科を受診しましょう。

また、市販薬は一時的なかゆみ止めの場合がほとんどです。

基本的にはデリケートゾーンを清潔に保ち、ムレが発生しないように心がけることが大切です。

3. まとめ

デリケートゾーンのかゆみと言っても原因は様々です。

自然に治まるかゆみもあれば、病気が原因のかゆみもあります。

かゆみや不快感が気になる方は一度病院で診てもらうことも大切です。

正しいお手入れを実践して、かゆみ知らずの健やかなデリケートゾーンで過ごしましょう。

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