年齢とともに気になってくるほうれい線。
多くの女性の顔を「老け顔」「お疲れ顔」に見せてしまうのもほうれい線です。
夕方、鏡を見たらほうれい線にメイクが入り込んでくっきり・・なんて経験はありませんか?
ほうれい線の主な原因はたるみです。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
たるんだ肌がほうれい線上に溜まると肌に凹凸ができます。
そうすると凹凸部分に影ができて、ほうれい線がくっきりと目立つようになります。
たるみを改善していくのが一番ですが、一日や二日で簡単に改善できるものではありません。
そんなほうれい線を短時間でパッと目立たなくさせることができるのがメイクです。
メイクによってほうれい線の「凹を凸に見せる」ことで目立たなくすることができます。
メイクが苦手な方でもトライしやすい方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ほうれい線を目立たなくするベースメイクの作り方
ほうれい線を目立たなくするメイクのポイントは「光の効果で影を飛ばす」です。
女優さんがライトを当てて、たるみやシワを目立たせなくするのと同じです。
ライトを当てて生活するのは無理なので、メイクでライティングの効果を作り出していきます。
光を作り出すためにポイントとなるのが
- 肌を均一に整える
- 仕込みハイライト
- 仕上げハイライト
です。
そして、ベースメイクは「薄く・均一につける」が基本です。
この基本をしっかり押さえておきましょう。
① メイク前のスキンケア
※写真はイメージです
メイク前は必ず洗顔とスキンケアを行いましょう。
肌の乾燥や余分な皮脂や汚れがあると、メイクのノリが悪くなりメイク崩れの原因になります。
● スキンケアのワンポイント
- スキンケアの後は5~10分ほど時間をおいてからベースメイクに入る
- 肌に残った余分な油分をティッシュで抑えてからベースメイクに入る
この2点をやるだけで、メイクの持ちが格段に良くなります。
② 化粧下地で肌を均一に整える
肌の凹凸をカバーするには、シリコン系の化粧下地がおススメです。
化粧下地を塗った後に、スポンジで軽く叩き込むように馴染ませます。
シリコンが肌や毛穴の凹凸に入り込みフラットな肌に仕上げてくれます。
皮脂の分泌も抑制するので、皮脂崩れの防止にもなります。
逆に、肌質や使う部分によっては乾燥を感じやすくなる場合があります。
そのような場合は、部分用下地として気になる部分にだけ使用するようにしてください。
シリコン系が苦手・・という方も少なくないかもしれません。
どうしても苦手な方は普段お使いの下地を使い、他の工程で補正していきましょう。
化粧下地はメイクの仕上がりを決める大切な行程です。
化粧下地塗り方はこちらの記事で確認しておきましょう。
③ 明るめのコンシーラーで仕込みハイライト
ほうれい線をカバーする時にコンシーラーを使う目的は「色で隠す」のではなく「光で影を飛ばす」ためです。
ほうれい線に光を集めてふっくらと立体的に見せるために、明るい色のコンシーラーでハイライト効果を作り出すのが狙いです。
そのため、コンシーラーは肌よりも明るめの色を選んでください。
口元に近くよく動くほうれい線部分には、柔らかいテクスチャーのコンシーラーを選びましょう。
筆タイプやチップタイプが使いやすくておススメです。
リキッドやクリームのハイライターでもOKです。
● コンシーラーの入れ方
1. ほうれい線の始まりあたりから、横に向かって猫のヒゲのように片側3~5箇所にのせていきます。
2. スポンジや指の腹で軽く叩き込みながら、ほうれい線に馴染ませていきます
ヨレやすい部分なので付け過ぎないようにしてください。
擦るように伸ばすとムラになりやすいので、軽く叩き込むのがポイントです。
コンシーラーの境目がくっきり出ないようにコンシーラーの周りをぼかしながら馴染ませます。
広い範囲に伸ばし過ぎるとコンシーラーの色味が無くなってしまうので気を付けましょう。
コンシーラーは使用するファンデーションのタイプによって使用順が変わります。
● パウダーファンデーションの場合
● リキッドやクリームファンデーションの場合
● プロのテクニックを学ぼう
メイクアップアーティスト嶋田ちあきさんが教えてくれるコンシーラーの使い方です。
コンシーラーでほうれい線をカバーしつつ、顔に立体感を出すメイクテクニックです。
とても分かりやすいので、ぜひ参考にしてください。
④ ファンデーションを塗る
ついつい塗って隠そうとしてしまいがちですが、厚塗りはヨレや崩れの原因になるので禁物です。
ほうれい線にファンデーションが落ちて余計に目立ってしまうので、ごく薄く塗るようにしましょう。
メイクが苦手な方でも簡単に使えるのはパウダーファンデーションです。
リキッドやクリームに比べて軽い付け心地で、メイク直しがしやすいのも魅力です。
パウダーファンデーションも手軽で良いのですが、ほうれい線をカバーするのにおススメなのはリキッドファンデーションです。
リキッドファンデーションは、カバー力があり肌にピッタリと馴染みやすいのが特徴です。
ツヤや透明感、立体感のある肌に仕上げてくれるのが魅力です。
塗り方はこちらの記事を参考にしてください。
⑤ フェイスパウダーを塗る
リキッドやクリームファンデーションを使用した場合はフェイスパウダーを使いましょう。
ベタつきやメイク崩れを防ぐ効果があります。
パウダーファンデーションの場合は不要です。
フェイスパウダーの付け方はこちらの記事でも確認しておきましょう。
⑥ 仕上げのハイライト
仕上げにハイライターを使うと、より光を集めることができてほうれい線を目立たなくしてくれます。
ハイライターには、パウダー・リキッド・クリーム・スティックなど色々なタイプの物があります。
ハイライトについてはこちらの記事も参考にしてください。
使いやすくて失敗しにくいのはパウダータイプです。
ふんわり乗せたり、重ねづけで強調したりと、量も範囲も調節しやすいのがメリットです。
適度にパール感のあるハイライターでツヤと光沢を出していきましょう。
● ハイライト(パウダータイプ)の入れ方
ほうれい線に沿って入れてから、斜め上に引き上げるようにしてぼかしていきます。
● 応用編
ほうれい線以外にもハイライトを入れるとメリハリのあるメイクに仕上がります。
ぜひ参考にしてみてください。
2. トータルバランスでほうれい線をより目立たなくする方法
アイメイクにポイントをおく
メイクのポイントを目元におくことで他人の視線を目元に集めます。
逆に、リップメイクが目立つと口元に視線が集まりやすくなってしまいます。
リップの色味は抑えてアイシャドウで華やかさ、マスカラやアイラインで目力を出してほうれい線から視線を外させましょう。
チークでリフトアップ
顔の重心を上に持ってくることで、頬やフェイスラインがリフトアップした印象になります。
そのためには、チークを入れる位置がポイントです。
出典:biranger.jp
チークはニコッと笑って頬の一番高い部分に入れるのが基本的な入れ方です。
ですが、年齢とともに頬自体が下にさがってきています。
あえて頬骨に沿って高い位置に入れることで顔の重心を上げることができます。
こめかみと頬をつなぐように少し斜め上に向かって入れると効果的です。
小鼻より下には入れないようにしましょう。
3. まとめ
いかがでしたか?
今回は基本的な方法を中心にご紹介してきましたが、もちろん自分なりにアレンジしていくのもOKです。
ちょっとした事でお顔の印象を変えることができるのがメイクの魅力ですね。
メイクを楽しみながら、日々のケアでもほうれい線を撃退していきましょう。