埋没毛の原因と治し方|自宅でもできる埋没毛の処理方法

カミソリや毛抜きでムダ毛を処理していると、

「いつのまにやら毛が埋もれいて黒いブツブツができていた..」

なんて経験、ありますよね。

そのような状態を一般的に「埋没毛」「埋もれ毛」と呼びます。

今回は、そんな埋没毛の対処法についてまとめています。

埋没毛はどうしてできてしまうのか?埋没毛ができたらどうしたら良いのか?

そんな疑問にお答えしていきます。

ぜひ参考にして埋没毛のない綺麗な肌を手に入れましょう!

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1. 埋没毛とは

埋没毛とは、本来毛穴の外に出るはずの毛が何らかの原因で外に出られずに皮膚の中で伸びてしまった状態のことを言います。

皮膚の下に埋もれた毛が黒いぶつぶつの鳥肌ようになり、見た目にも悪くなります。

さらには、その状態で無理やり毛を剃ると皮膚も一緒に剃られてしまって痛みや出血が伴うこともあります。

また、外に出られなくてもどんどん毛は伸びていくので、皮膚の中でとぐろを巻くように成長していきます。

すると、伸びた毛が周りを刺激して、痒みや炎症を引き起こしてしまうこともあります。

埋没毛は毛が濃いほど、そして肌が柔らかいほど起こりやすいので、脇や脛(すね)などが埋没毛がよく発生する場所になります。

2. 埋没毛の原因

埋没毛の原因はムダ毛の自己処理

埋没毛は、ムダ毛の自己処理の結果として現れることが多いです。

毛を剃ったり抜いたりしたあとに、その毛穴の周りで炎症が起こりかさぶたのような状態になってしまうことで、そのあとから生えてくる毛が外に出られなくなってしまうのです。

ここからは、特に埋没毛になりやすいムダ毛の処理方法を紹介していきます。

● 毛抜きによる処理

毛抜きでムダ毛を処理すると、毛の生えていた部分がそのまま穴として空いたままになってしまいます。

そこには雑菌や埃などが迷入しやすいので、それによる炎症も当然起こりやすくなります。

また、毛根から無理やり引き抜くその行為自体も毛穴にとっては大きなダメージなので、それによって炎症が起こることもあります。

手軽ですし、毛を抜く感触も癖になって毛抜きで処理をしているという方も多いですが、埋没毛のリスクを考えるとなるべく避けた方が良い処理方法であると言えます。

● 逆剃り

毛の流れに沿って剃る「逆剃り」も肌に負担をかけやすく、処理後の炎症が起こりやすいとされています。

確かに逆剃りの方が良く剃れるのですが、その分肌も傷つけているのでなるべく控えましょう。

足なら、太ももから足先に向かって剃るのが肌に負担をかけない正しい剃り方です。

● 深剃り

深剃りももちろんNGです。

何度も同じ場所を剃ったり、切れ味の悪いカミソリを無理やり押し当てて剃る等の行為は炎症の原因になってしまいます。

また、シェービングクリームなどの緩衝材無しに剃るのも深剃りになりやすいので注意しましょう。

● 不潔な処理道具

毛抜きやカミソリなどがきちんと清潔に保たれているかどうかも大切です。

お風呂場などで保管されているカミソリにはたくさんの雑菌が付着しています。

どれだけ優しく剃ったとしても肌には微小な傷ができるので、そこからカミソリの雑菌が入り込んで炎症を引き起こしてしまいます。

ムダ毛処理の後は道具をしっかりと洗浄し、乾燥させましょう。

また、カミソリの刃は2週間程度を目安に交換すると清潔な状態が保たれます。

3. 埋没毛の治し方

ここからは、埋没毛ができてしまったときの対処法を紹介します。

間違った対処法を取ると、炎症が余計にひどくなってしまうので注意しましょう。

① 埋没毛は放置することで消える

実は埋没毛は、そのまま放置しておくと分解されて消えていきます

患部をしばらく誰にも見せないで済むのなら、何もせずそのまま放っておくのが一番自然に埋没毛を無くすことができます。

毛抜きや針などで無理やりほじくり返してしまうと、その埋没毛は取り除けるかもしれませんが、そのダメージでまた炎症が起きてしまいます。

当然、次に生えてくる毛が埋もれてしまうので、埋没毛は無理やりほじくり返すことだけはしてはいけません。

また、それを常習的に行っていると炎症が慢性的になり、色素沈着へと進行してしまいます。

一度色素沈着してしまうと治すのにとても時間がかかりますので、十分注意しましょう。

② スクラブケア

スクラブとは、細かい粒子を肌にこすり合わせて古い角質を取り除く肌ケアのことです。

塩をベースにしたものが一般的ですが、敏感肌の方向けに砂糖をベースにしたものなどもあります。

毛穴を塞いでいるかさぶたの正体は分厚くなった角質なので、その角質をスクラブで上手に取り除くことで埋没毛を外に出すことができるのです。

しかし、角質を取り除く行為はやりすぎると肌のバリア機能を弱めてしまい、逆に肌の乾燥や角質層の過剰生産などを招いてしまいます。

従って、スクラブケアは毎日ではなく月に2回、3回程度にするのが理想的と言われています。

また、最近では保湿効果の高いオイルが配合されたスクラブなど、多くの商品の中から自分の肌の悩みに合わせて選ぶことができます。

施術の際には、そもそもスクラブが向いている肌質かどうかも非常に重要なので、一度美容ショップなどの店頭で肌質チェックも含めて相談してみても良いでしょう。

ちなみにスクラブ剤を使わなくても、お風呂上がりの皮膚が柔らかいうちにガーゼなどで優しくこすることでスクラブのような効果が得られて埋没毛が出てくる場合もあります。

もちろん、強くこすってしまっては逆効果ですので注意しましょう。

③ ピーリング

角質を削って落とすのがスクラブなら、角質を溶かして落とすのがピーリングになります。

ピーリングも上手に使えば埋没毛の解消に繋がりますのでおすすめです。

エステサロンや美容皮膚科でも積極的に使用されていて、濃度の高いピーリング剤を使うことで高い角質除去効果が得られます。

しかし、肌質によっては刺激が強すぎて逆効果になる場合もありますので、専門家とよく相談の上で施術を受けましょう。

ちなみにピーリング剤は市販もされているので、スクラブ同様頻度には気をつける必要がありますが自宅でも簡単に取り入れることができます。

④ 脱毛サロン


※写真はイメージです

これまでは基本的に自分で対処する方法を紹介してきましたが、埋没毛のケアは時間がかかったりリスクが伴ったりとなかなか大変です。

そんな厄介な埋没毛も、実は脱毛サロンに行くと簡単に取り除くことができます。

早く確実に取り除きたいという方は、脱毛サロンでレーザー脱毛を受けることをオススメします

レーザーは黒い毛に反応して脱毛効果を発揮するのですが、肌の中の埋没毛にもしっかり反応してくれます。

さらに、通っていればだんだんムダ毛そのものが薄くなっていきますので、ムダ毛の自己処理の回数自体が減っていき、自然とその後の埋没毛ができなくなっていきます。

今ある埋没毛を取り除くことも大切ですが、長い目で見ると埋没毛を作りにくい体にしていくということが肝心なのです。

皮膚科やクリニックなどでも埋没毛の処置をしてくれますが、その内容は医療用器具で毛を引き抜くというもので、対症療法のような形になります。

次の埋没毛の出現を抑えるものではないので、ムダ毛そのものを減らして埋没毛の予防もできるレーザー脱毛が一番のオススメです。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

埋没毛ができると、見ても触っても嫌な感じがしてがっかりしてしまいますよね。

しかし、何があっても無理やり引き抜くことだけはしてはいけません。

まずは日々のムダ毛の処理方法を見直して、なるべく肌に負担の無いように変えていくということが大事です。

また、スクラブやピーリングによる処置をする際には、やりすぎに注意して処置後にも化粧水やクリームで保湿ケアをしっかり行いましょう。

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