ルースパウダープレストパウダーの違いとは?共通の使い方と使い分けのポイント

メイクの仕上げに使うお粉。

ルースパウダーとプレストパウダー、名前もパッケージも違うけど

「何が違うの?」
「どっちが使いやすいの?」
「使い方は一緒?」

など、商品を選ぶ時や使う時に迷いが出やすいのがパウダー系のコスメではないでしょうか?

今まで何となく手持ちのパウダーを使ってきたという方も、もしかしたらもったいない使い方をされているかもしれません。

そこで、まずはメイクの初心に戻ってパウダーコスメの基本をおさらいしてみましょう。

きっとパウダーコスメの魅力を再発見できると思います!

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1. ルースパウダーとプレストパウダーの違い

メイクの仕上げに使用するパウダーを総称して「フェイスパウダー」と呼びます。

色の付かないルーセントをはじめオークル、ピンク、ホワイト、パープル、多色入りのものなどフェイスパウダーは色のバリエーションも豊富です。

フェイスパウダーは他にも

  • おしろい
  • フィニッシュパウダー(フィニッシングパウダー)
  • お粉
  • 仕上げ用パウダー

などメーカーによっても呼び方が違うことがあります。

そしてルースパウダーもプレストパウダーも、どちらもフェイスパウダーに分類されます

どちらもファンデーションの後に仕上げとして使用するパウダーで、基本的には同じ働きをするアイテムです。

その中でも、いくつか特徴に違いがあります。

① 形状が違う

ルースパウダーとプレストパウダーの最も大きな違いが形状です。

● ルースパウダーは粉状

ルースパウダーは英語で「Loose powder=バラバラの粉」という意味です。

粉状でサラサラしたフェイスパウダーです。

● プレストパウダーは固形状

プレストパウダーは英語で「pressed powder=押し固められた粉」という意味です。

本来は粉状のものをプレスして固形にしたフェイスパウダーです。

② 仕上がりが違う

● ルースパウダーはナチュラルな仕上がり

さらっと軽く付くので、ふんわりとナチュラルな質感に仕上がりになります。

ナチュラルで優しい印象になります。

ルースタイプは、重ねても厚くなりにくいのでメイク初心者さんや不器用さんでも簡単に使いこなせます。

● プレストパウダーはシャープな仕上がり

ルースタイプに比べるとしっかり付きカバー力があるので、かっちりしたシャープな質感に仕上がります

比較的マットで落ち着いた印象になります。

プレストタイプはパフが付属している事が多く、パウダーファンデーションのように手軽に使えます。

ただ、しっかり目につくのでムラにならないようにやや注意が必要です

2. ルースパウダーとプレストパウダー ~共通の使い方と使い分けのポイント~

どちらのタイプを使ってもOKな共通の使い方も押さえておきましょう。

また、その中でもより効果的に仕上げられるタイプを使い分けのポイントとしてあげているので、フェイスパウダーを選ぶ時の参考にしてみてください。

① ベースメイクの仕上げに使う

フェイスパウダーを使うメリットには、

  • 皮脂や汗を吸着して化粧崩れを防ぎメイクの持ちを良くする
  • チークやアイカラーのノリを良くする
  • アイメイクのヨレやにじみを防ぐ
  • 顔に立体感を出してくれる

などがあります。

フェイスパウダーを使う順番はファンデーションの後です。

リキッドファンデ、クリームファンデ、BBクリームなど液状ファンデを使った後には欠かせないアイテムです。

ファンデを肌に定着させ、ヨレやベタつきを抑えてくれます。

パウダーファンデの場合は、ファンデでフェイスパウダーの役割もカバーできるため基本的には不要です。

使用する時は厚塗り感が出ないようにファンデもフェイスパウダーも薄く付けましょう。

10代から20代前半くらいの若い方やナチュラルメイクにしたい方なら、日焼け止めや化粧下地+フェイスパウダーでもOKです

● 仕上がりの好みで使い分ける

仕上がりの違いは前述した通りです。

どちらの形状のフェイスパウダーでもパールの有無でも仕上がりの印象が変わります。

・パール入り → 光沢感のあるツヤ肌
・パールなし → 陶器のようになめらかなマット・セミマット肌

また、同じフェイスパウダーでも使う道具によっても仕上がりが違います。

・ブラシ → ふわっとナチュラルにつく
・パフ  → 密着するようにしっかりつく

ブラシの使い方などはこちらの記事をご覧ください。

ベースメイクの崩れを防いだり透明感のある立体的な肌の演出をしたりと、メイクの仕上げにぜひ取り入れて欲しいフェイスパウダー。 軽いつけ心...

仕上がりの好みで使い分けてみてくださいね。

② メイク直しに使う

ファンデーションの重ね塗りは、厚化粧感や化粧崩れを招いてしまうことがあります。

余分な皮脂を軽くティッシュオフしてから薄くフェイスパウダーをのせましょう。

UVカット効果のあるフェイスパウダーなら、メイク&日焼け止めの塗り直しが一度にできます。

● リペア力で使い分ける

メイク直しにはプレストタイプがおすすめです。

ルースタイプよりもカバー力があり、色つきタイプならファンデーション感覚でささっとメイク直しができます。

ルースタイプと違ってバフッと粉が舞い散ることもないので、職場や学校などの外出先でも使いやすいです。

容器も薄くて鏡が付いたコンパクトタイプが多いので、ポーチに入れてもかさ張らないので持ち運びにも便利です。

朝はルースタイプで丁寧に仕上げ、お直しはプレストタイプというように使い分けている方も多いようです。

③ パウダーファンデーションの前に仕込む

パウダーファンデを崩れにくくするテクニックです。

やり方はパウダーファンデを塗る前に、フェイスパウダーを顔全体に薄くつけます

パフでもブラシでもどちらでもOKですが、薄く薄~くつけるのがポイントです。

つけ過ぎた時は大きめのブラシで余分な粉を払いましょう。

フェイスパウダーで肌がサラサラになり、パウダーファンデのすべりが良くなるのでムラなく均一につけることができます。

メイクのノリも持ちも良くなります。

● さらさら感で使い分ける

パウダーファンデの前に仕込むなら、重ねても厚みが出にくいルースタイプがおすすめです

ルースパウダーのさらさら感がパウダーファンデ前の仕込みにぴったりです。

ブラシを使えばテクニックがなくてもキレイにつけることができます。

④ ハイライトとして使う

「購入して、いざ使ってみたら白すぎた」「日焼けして肌の色に合わなくなった」「パール感が強すぎて顔がキラキラしすぎる」など使わなくなったフェイスパウダーはありませんか?

ファンデーションより明るい色のフェイスパウダーならハイライトとして使う事ができます

ブラシにとってTゾーンやCゾーンなど、明るさや高さをだしたい部分にのせていきましょう。

自然なハイライト効果で立体感のあるお顔に仕上がります。

⑤ ファンデーションの色を調整する

「ファンデの色が微妙に合わない!」という時も、仕上げのフェイスパウダーである程度調整をすることができます。

・ファンデの色が暗い時  → ファンデより明るいトーンのフェイスパウダー
・ファンデの色が明るい時 → ファンデより暗いベージュ系のフェイスパウダー
● 色補正力で使い分ける

肌にしっかりつくプレストタイプの方が色の補正効果が高くなります

⑥ 肌質で使い分ける

● 乾燥肌はルースタイプ

乾燥が気になる方は、肌に密着しすぎないルースタイプがおすすめです

軽いつけ心地で肌に負担がかかりにくいと言われています。

保湿成分の配合された物を選ぶようにして、メイク前のスキンケアでもしっかり保湿をしておきましょう。

● オイリー肌はプレストタイプ

皮脂でベタつきやテカリが出やすいオイリー肌は、マットな仕上がりになるプレストタイプがおすすめです

ルースタイプよりカバー力があるので、オイリー肌の方が気になる毛穴もなめらかにカバーしてくれます。

テカリを防止して皮脂や汗に強い物を選ぶと良いでしょう。

ただ最近は、ルースタイプでも皮脂や汗に強い物やプレストタイプでも乾燥しにくい物もあるため、商品の特徴を確認して選ぶようにしましょう

3. まとめ

ルースパウダーでもプレストパウダーでも、実のところ働きや効果に大きな差はありません

仕上がりの好みや使い勝手、メイクをしてどこに行くのかなどを目安に使い分けると良いと思います。

「どちらか一方でしかできない」という使い方はないのですが、両方のタイプを持っていれば、ファンデーションをひとつしか持っていなくても異なった質感の仕上がりを作ることができます。

また、使う道具によってもニュアンスを変えることができるので、毎日のメイクで大活躍してくれるでしょう。

とっても優秀なフェイスパウダーを上手に使い分けて、なりたい肌になれるようにメイクの幅を広げていきましょう!

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