いつの間にか出来てしまった、頬や鼻の黒い角栓。
鏡を見るたびについつい触ってしまったり、隠そうとしてファンデーションを厚塗りしてしまっていませんか?
毎日のケアを頑張っていても、黒角栓のせいで肌が汚く見えてしまってないかな?と不安になってしまいますよね。
「角栓の改善法はたくさん見つかるけれど、黒い角栓の改善法がなかなか見つからない・・・」
と言うあなたへ、ぜひ試していただきたい「黒角栓の取り方」をご紹介します!
毛穴に黒い角栓ができてしまう原因は角栓の酸化
毛穴に黒角栓ができてしまう原因は何なのか、気になりますよね。
毛穴の角栓とは、皮脂や角質などのタンパク質が毛穴に詰まって出来てしまった汚れの塊ですが、通常であれは白っぽい色をしています。
この角栓が空気に触れて酸化すると、黒くなってしまう場合があるのです。
一般的に黒角栓は皮脂が出やすい鼻や眉間、フェイスラインに出来やすいと言われています。
黒角栓の原因は一つだけではありません。
顔には目に見えないほど細い産毛がたくさん生えています。
健康なお肌であれば、肌のターンオーバーで古い角質と共に抜け落ちていくのですが、ターンオーバーが乱れてしまっていると、皮脂や角栓などのタンパク質の塊である角栓に、産毛が巻き込まれてしまいます。
それが繰り返されて、無数に集まった産毛が角栓を黒く巨大にしてしまっているのです。
そして、紫外線などの刺激により汚れが排出されずに蓄積され、放置しておくとしこりのように固く大きくなり、痛みや痒みを伴うこともあります。
鏡を見るたびに触ってしまうのが癖になっていると、その刺激でメラニンが生成されて、ホクロになってしまうこともあります。
ひどくならないうちに、対処していきましょう。
黒角栓の取り方(除去方法)
それでは、黒角栓の取り方をご紹介していきます。
巨大化してしまった黒角栓は皮膚科や美容皮膚科等に行って取り除いてもらうのが確実ですが、なかなか病院に行く時間が取れず、自分で除去したい!と思う方がほとんどではないでしょうか?
黒角栓は通常の角栓とは違い、産毛などを巻き込んでいるので固くなってしまっています。
中に埋まっている角栓は表面から見えている範囲よりも大きくなってしまっている可能性が高いので、指で無理矢理押し出してはいけません。
準備するもの
- フェイスタオル
- 先の尖ったピンセット
- 綿棒
- 消毒液(患部用)
- 保冷剤
- 清潔なガーゼ
- 収れん化粧水
- コットン
① 蒸しタオルを準備する
まずはじめに、毛穴を開かせて角栓が外に出やすい環境を作ります。
フェイスタオルを水で濡らし、よく絞ります。
お皿に乗せて電子レンジで1分ほど加熱して取り出し、火傷しない程度の温度になったら、顔全体を包み込むように当てていきます。
お肌の血行がよくなり、顔全体ががほんのり赤くなったら準備完了です。
スチーマーをお持ちの方はスチーマーを使うのが最適です。
また、お風呂で湯船に浸かったり半身浴をした後も、肌が柔らかくなって毛穴が開いた状態になっているのでオススメです。(お風呂上りにする方は蒸しタオルをスキップしてください。)
② 綿棒を使って、優しく押し出す
毛穴を開かせた後は、綿棒を使って黒角栓の外側を円を描くように優しく押していきます。
黒角栓の周りを優しく押すと、その反動で黒角栓が少しだけ表面に出てくるのが分かると思います。
ここでなかなか出ない方は毛穴の開きが十分でないか、皮膚が乾燥によって固くなっていることが考えられるので、もう一度蒸しタオルを作ってゆっくりと顔を温め直します。
それでも出てこない方は綿棒を2本使い、黒角栓を両側から挟むようにして優しく押し出します。
優しく押し出してもダメな方は無理をせず、医療機関に相談しましょう。
とにかく優しくが鉄則です。
③ ピンセットでゆっくりと引き出す
ピンセットを消毒液でしっかりと消毒し、②の工程で少しだけ出てきた黒角栓の頭の部分を、ゆっくりと引き抜いていきます。
勢いよく抜いてしまうと、黒角栓が途中でちぎれてしまい、毛穴の中に残留してしまうことがあるので、ゆっくりと優しく引き抜いてください。
ここでも無理をせず、ピンセットで摘めない場合は強引に引っ張り出そうとしないように気をつけてください。
ばい菌が入って、毛穴が炎症を起こしてしまう恐れがあります。
黒角栓を抜き終わったら、患部を消毒するのをお忘れなく。
④ 収れん化粧水でコットンパックをする
黒角栓を引き抜いた後の毛穴は、ぽっかりと穴が開いた状態となっています。
このまま放置しておくと、ファンデーションや空気中のホコリなどの汚れが溜まりやすくなります。
そして再び黒角栓を繰り返してしまいやすい環境になっているため、黒角栓を取り除いた後はしっかりと毛穴を閉じるケアをしなければなりません。
収れん作用のある化粧水をコットンがひたひたになるまで染み込ませて患部に貼り付け、5分ほどコットンパックします。
毛穴のケア方法については、こちらの記事もご参考ください。
⑤ 清潔なガーゼに保冷剤を包み、患部にあてる
コットンパックが終わったら、保冷剤をあてて毛穴を引き締めます。
毛穴にばい菌が入らないように、保冷剤は清潔なガーゼで包んでください。
冷たく冷えた肌は乾燥しやすくなっているので、ここまでのケアが終わったらいつもよりも念入りに保湿してくださいね。
毛穴ケアにおすすめの化粧品についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
顔や耳に黒角栓を見つけてしまうと、それだけで気分が落ち込んでしまいますよね。
黒角栓が巨大化してしまう前に、早めのケアを心がけましょう。
そして、きちんとメイクを落としてから寝る、枕などの寝具を清潔にしておく、野菜中心の食生活にするなど、普段から気をつけて黒角栓ができにくい肌をキープしておくことが大切です。
肌の調子が良くなると、メイクをするのも楽しくなりますよ!
すっぴんに自信が持てるようになれば、自然とファンデーションも薄くなるので、肌負担も減って好循環が生まれます。
毎日の心がけで、美肌を手に入れましょう!