デリケートゾーンの黒ずみの理由と解消法|黒ずみの原因を理解して正しくケアしましょう

普段まじまじと見ることの少ないデリケートゾーンですが、ふとしたときに見てみたら黒ずんでいてガッカリ…。なんてことはありませんか?

気にはなるけど、誰かに相談するというのも場所が場所なだけに少し恥ずかしいですし、デリケートゾーンの悩みはなかなか難しい問題です。

しかし、それを放っておいてパートナーに不潔だったり、遊んでいると思われるのも悲しいですよね。

今回は、デリケートゾーンの黒ずみの理由と、その解消方法についてまとめました。

ぜひとも参考にして、いざと言うときに備えておきましょう。

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1. デリケートゾーンの黒ずみの原因とは?

黒ずみの正体はメラニン

デリケートゾーンに限らず、肌が黒ずんでしまう原因の多くは「メラニン」という黒い色素が沈着してしまうことです。

名前はよく聞くと思いますが、その実態についてはあまりよく知らない人も多いはず。

黒ずみを予防・解消するには、「どうしてメラニン色素が発生して、沈着するのか」を知らなければいけません。

まずは、メラニンが肌に沈着するまでのメカニズムを簡単に説明します。

メラニンは、表皮の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)という細胞によって作られます。

メラノサイトは何らかの外部刺激を受けると、その刺激から肌を守るためにメラニンを生成する性質があります。

黒ずみの原因がメラニンと紹介しましたが、実はメラニンの本来の役割は肌を刺激から守ることなのです。

メラニンを発生させる刺激の代表的なものは、紫外線です。


出典:kosugi-shimi.com

日焼けで肌が黒くなるのは、紫外線を沢山浴びたあとにその刺激から肌を守ろうとメラニンが大量に生成された結果になります。

でも、日焼けも時間が経てば徐々に薄くなって、次第に元の肌の色に戻りますよね?

それは、肌のターンオーバーのおかげです。

メラニンは肌の表皮細胞に発生しているので、ターンオーバーが起こることで垢として剥がれ落ちていきます。

逆に言えば、ターンオーバーが遅くなってしまうと、その黒い色素が表皮に残り続けることになります。

つまり、一般的には20代よりも30〜40代の方が黒ずみやすく、その黒ずみの解消にも時間がかかります。

また、肌への刺激が強すぎたり、刺激の頻度が多すぎたりすると、表皮に生成されたメラニンが真皮にまで達してしまうことがあります。

そうすると、真皮にはターンオーバーがないので、その色素が取り除かれるまでにはかなりの時間を要することになります。

こうしてメラニンが肌に溜まり、ある程度多くなってくるとそれが黒ずみとして目立ってきてしまうというメカニズムになります。

どうしてデリケートゾーンが黒ずむの?

黒ずみの正体がメラニンであることはわかりました。

しかし、どうしてデリケートゾーンが黒ずんでしまうのでしょうか?

普段表に出る部分ではないので、紫外線が当たることも少ないはずですよね。

その原因は、「摩擦」なのです。

デリケートゾーンは、日々色々な摩擦を受けています。

一日中下着によって締め付けられ、トイレやお風呂などでも摩擦を受けますよね。

この摩擦による刺激が、デリケートゾーンにメラニンを発生させていたというわけです。

「摩擦黒皮症」という病名が存在するくらい、摩擦による黒ずみは当たり前に起こる現象なのです。

でも、摩擦くらいの刺激でどうしてメラニンが発生してしまうのか、不思議に思いませんか?

その理由も、解説しましょう。

肌をちょっと擦ると、赤くなりますよね。

その赤みは、実は小さな炎症によるものなのです。

下着の締め付け跡などの赤みも、同じように小さな炎症によるものです。

その小さな炎症を押さえるために、メラノサイトが肌を守る役割をするメラニンを生成しているのです。

意外と、メラニンは簡単に発生してしまうことがわかりますね。

だからこそ、女性のデリケートゾーンは黒ずみやすいということですね。

可能な限り刺激を与えず、大切に扱ってあげる必要があります。

特に注意しなければいけないのは出産後

妊娠・出産を経て、「デリケートゾーンの黒ずみが気になりだした」という方も多いはず。

それもそのはず、妊娠して女性ホルモンが増えるとメラノサイトの活動が活発になり、普通にしていてもメラニンが溜まりやすい状態になってしまいます。

また、出産はデリケートゾーンの肌に大きなダメージを与える行為でもありますので、メラニンが真皮に達しやすく、治りづらい黒ずみができやすいのです。

2. デリケートゾーンの黒ずみを解消・改善する方法

① 摩擦は極力避ける

さきほど説明したように、デリケートゾーンの黒ずみの原因は慢性的な摩擦によるものです。

普段の生活からそれを意識して、摩擦を極力避けることで新たなメラニンの生成をなるべく少なくすることを心掛けましょう。

デリケートゾーンが最も摩擦を受けるのは、私たちが一日中身につけている下着です。

そのため、下着選びもデリケートゾーンの黒ずみ解消には大切な項目です。

おすすめの素材は、ずばりシルクです。

触れば分かりますが、シルクはコットンなどに比べると圧倒的に滑らかで、通気性にも優れています。

デリケートゾーンに与える摩擦も少なくなり、蒸れによるかゆみなども防止できます。

デリケートゾーンを掻いてしまうのも、刺激になるのでもちろんNGですからね。

② 肌のターンオーバーを正常に直す

表皮に存在するメラニンは、肌のターンオーバーによって剥がれ落ちていきます。

不規則な生活や偏った食生活で肌のターンオーバーが崩れていると、黒ずみの改善は見込めません。

しっかりケアして、規則正しいターンオーバーを手に入れましょう。

食事やサプリメントなどでターンオーバーに必要な栄養素を補給するのも大切です。

摂っておきたいのは、

  • タンパク質
  • ビタミンA
  • ビタミンB
  • ビタミンC
  • ビタミンE

の5つです。

ターンオーバーの正常化はこちらの記事もご参考にしてください。

美肌ケアやニキビ跡の治療の際によく目にする「ターンオーバー」。 ターンオーバーが不調だと、せっかくの日々のスキンケアの効果が無駄になる...

③ デリケートゾーン用の石けんを使用する

デリケートゾーン用の石けんがあることはご存じですか?

実は、普通のボディソープでは、デリケートゾーンにとっては洗浄力が少し強すぎます。

専用も石けんは泡立ちが良いものも多く、デリケートゾーンに潤いを与えて、肌の状態を整えてくれます。

デリケートゾーンは清潔にしたいと思って、つい念入りに洗いがちだと思います。

黒ずみも、沢山洗えばキレイになると思っている方も多いようです。

しかし、デリケートゾーンの洗いすぎは逆に黒ずみの原因になってしまいます。

必要以上の摩擦は、それだけでメラニンの大量発生の元になってしまうからです。

黒ずみの解消には、とにかく刺激を与えないことが重要なのです。

具体的なデリケートゾーンの洗い方としては、デリケートゾーン用の石けんをしっかり泡立て、その泡をデリケートゾーンに乗せるようにして、1~2分程度放置して流すだけ

生理中など、特に清潔にしておきたいというときは、その泡を上から押すようにして洗います。

ただし、あまり長い時間石けんに付けておくのも逆効果なので、その場合でも1~2分程度を守りましょう。

ポイントはデリケートゾーンを洗う時には擦る必要がないということです。

摩擦は先ほど紹介したように黒ずみの原因になりますし、デリケートゾーンには自浄作用がありますので中まで石けんを入れる必要もありません。

表面の汚れを泡に吸着させるようなイメージで、優しく洗ってあげるのが正解です。

④ デリケートゾーン用のクリームを使用する

口コミなどでも効果が高く、おそらく最も早く黒ずみ解消の効果がでるのはこの方法です。

製品によってどのように効くのかは様々ですが、例えばメラニンを作るメラノサイトの活動を刺激する因子の働きを抑制するなど、美白のための成分がたっぷり入ったものなど、その種類は数多くあります。

また、デリケートゾーンは肌の中で一番角質層が薄く、他の部位よりも水分を保湿する能力が少ないです。

乾燥は、皮膚への刺激となり細胞が傷つきやすくなるので、それも黒ずみの原因になってしまいます。

専用のクリームをお風呂上がりなどに塗って保湿を心掛けてあげることで、メラニンの発生を抑えることができます。

3. まとめ

いかがでしたでしょうか。

デリケートゾーンの黒ずみは、日々の刺激の積み重ねで徐々にできあがっていくものです。

そのため、その解消も、毎日コツコツと続けて行くしかありません。

毎日の黒ずみの変化はわかりにくいですが、きちんと続けていれば効果は現れてきますので、諦めないで気長にケアしてあげましょうね。

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