メイクにファッション、ヘアースタイルなど、トレンドを意識しているのに、実際の年齢よりも年上に見られてショックを受けた経験はないでしょうか?
最近ではプチプラブランドからハイブランドまで、さまざまなコスメブランドから「アンチエイジング」や「エイジングケア」に特化したスキンケア商品が販売されています。
雑誌やSNSでも度々目にしますよね。
若い頃の日焼け、仕事や育児が原因での睡眠不足などの肌ストレスが蓄積して、歳を重ねるごとにお肌はどんどんと老化してしまいます。
お肌やヘアケアに気を遣いたいけれど、どんな商品が自分に合うのか分からなかったり、コスメカウンターに行くと高額な商品を買わされてしまうのではないか!?と緊張してしまう方も多いのではないでしょうか?
そうしてシミやシワ、たるみなどが表面化してしまい、気付いた時には実年齢より年上に、老けて見られてしまうことも。
実年齢よりも老けて見られてしまう原因のひとつに「ゴルゴライン(ミッドチークライン)」があります。
ゴルゴラインとは目頭から頬の中心を横断するように出来るシワで、表情筋が緩んだり、皮膚がたるむことによって出来てしまいます。
アニメの「ゴルゴ13」の主人公に似ていることから、この名前で呼ばれるようになったそうです。
ゴルゴラインは目の下の脂肪が少ない方、パソコンを長時間使用するなど、目を酷使している方がなりやすいとも言われています。
お肌の粗を隠したい場合、シミやソバカスはコンシーラーで隠せても、シワやたるみはメイクだけではなかなか隠すことができません。
ゴルゴラインの治し方では美容形成外科でのヒアルロン酸注射やボトックス注射治療が有名ですが、美容医療となるとハードルが高く感じてしまいますし、費用も高額になりそうで不安ですよね。
と思っているあなたへ、今回はゴルゴラインを目立たなくするメイクのポイントをご紹介していきましょう。
ゴルゴラインを目立たなくするハイライトの入れ方
ゴルゴラインが顔を老けて見せてしまう理由は、シワの溝部分が影になって強調されてしまっているためです。
シワを目立たせないために一番大切なのは、影を作らないこと。
そこで重要になってくるのが、ハイライトの塗り方です。
① 白やラベンダー系のパウダーハイライトを選ぶ
まずはハイライトの色味です。
一言でハイライトと言っても、さまざまな種類があります。
その中でもオススメなのは、白やラベンダーなどの寒色系の色です。
出典:amazon.co.jp
寒色系のハイライトには肌に透明感を与え、影を光で飛ばしてくれる効果があります。
雑誌の撮影から写真館まで、プロが使う撮影用の照明は「暖かみのない白熱電球」です。
白熱電球は自然光にとても近いと言われており、影を飛ばすのに最適なのです。
身近な所だとスマートフォンのフラッシュも、証明写真やプリクラの機械の照明の色も、白いことが分かりますね。
これらのことから、光をあつめて影を飛ばすのに最適なハイライトの色は白や寒色系のカラーであると言えます。
また、テクスチャーにも種類がありますが、クリームタイプやリキッドタイプはヨレるとシワにたまりやすく、余計にゴルゴラインを目立たせてしまう可能性があるので、パウダータイプがオススメです。
わざとらしさを出したくない場合は、艶のないマットなものを選ぶと良いですよ。
② ハイライトを入れる位置を確認する
鏡の前でこめかみ部分を頭皮に向かって引き上げ、シワを伸ばします。
たるみが引き上げられるので、その状態でシワの溝部分の位置を確認します。
ハイライトはシワの溝部分に沿って入れていくので、たるみがある状態のままシワの上からハイライトを入れてしまうと、何度もグリグリとシワの部分を擦ってしまうことになります。
たるみやシワは摩擦によって更に進行してしまうので、摩擦を最小限に抑えるために、顔のたるみを引き上げてあらかじめハイライトを入れる位置を確認しておくことが大切です。
③ ブラシを使い、シワに沿ってハイライトを入れる
②で引き上げた状態のまま、シワの部分にハイライトを入れます。
この時、大きなブラシで広範囲にハイライトを入れてしまうとボヤけてしまい、ピンポイントでシワの溝部分に光を当てることができません。
大抵、市販のハイライトには平たく、厚みのないブラシが付属している事が多いですよね。
付属のブラシにハイライトをとったら、ブラシの横広い面ではなく、縦向きの細い面を使って、シワに沿うようにブラシを当てます。
そして、目の下のシワの初まり部分から、シワの終わりの部分まで、軽いタッチでスッとブラシを滑らせます。
何度も重ねすぎるとわざとらしくなってしまい、逆にシワを目立たせてしまう原因になってしまいます。
塗りすぎには注意してください。これはホウレイ線にも使える技なので、是非試してみてくださいね。
ゴルゴラインを目立たなくするチークの入れ方
ハイライトで影をコントロールした後は、チークで若々しい印象を作りましょう。
頬をふっくらとした健康的な肌に見せ、チークで血色感を足していきます。
こうすることで、お顔全体の印象が明るくなり、更にゴルゴラインを目立たなくすることが出来ます。
① 艶の出にくいパウダータイプのチークを選ぶ。
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ゴルゴラインのシワに仕込んだハイライトを活かすために、チークは艶のあまり出ないタイプを選びましょう。
また、肌なじみの良いコーラル系を選ぶと、自然な血色感を出す事ができ、健康的な肌に見せる事ができます。
お風呂上りの体が温まった状態の顔を見てみると、頬がほんのり赤くなっていますよね。
その時に近い色が、あなたにぴったりのチークカラーなんです。
是非、チークカラー選びの参考にしてくださいね。
② 大き目のブラシを用意する
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チークを塗る時は、初めから付いていたチークブラシではなく、別のブラシを使うことをオススメします。
特に、顔が老けて見られがちの方は表情を柔らかく、若々しい印象に見せる事が大切なので、ふんわりとチークを入れるために大き目のブラシを選びましょう。
メイクブラシと聞くと、プロのメイクアップアーティストが使っているイメージですが、100円均一やバラエティショップで簡単に手に入れる事ができます。
チークブラシは斜めにカットされたものが多いのですが、ふんわりとチークを入れるためには「フェイスバウダー用」や「カブキブラシ」と表記されているものが最適です。
③ 頬の一番高い位置から耳に向かって、楕円形にチークを入れる
大きなブラシにチークを取り、頬の一番高い位置から耳に向かって平行に、楕円形になるようにチークを入れます。
頬の一番高い位置が一番濃く、耳に向かって薄くなるようなイメージです。
目の下までチークを入れてしまうとたるみ部分が赤みを帯びて悪目立ちしてしまうので、注意してくださいね。
普段から不機嫌な表情や怒った顔に見られやすい方は、頬の中心部分にポンポンと色を重ねると、表情が柔らかくなりますよ。
ゴルゴラインを目立たなくするコンシーラーの塗り方
もともとクマのひどい方は、ゴルゴラインの部分が全体的にくすんでいることに悩んでいる方も多いですよね。
ハイライトだけでは隠せない時は、コンシーラーを使いましょう。
① ピンク系のリキッドタイプのコンシーラーを選ぶ
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クマやくすみを飛ばすためには、ピンク系のコンシーラーがオススメです。
自分の肌よりも明るめの色を選ぶと、ハイライト効果も期待できます。
目は常に瞬きを繰り返しているので、目の下はよく動く部分です。
お肌にフィットしやすいリキッドタイプを選びましょう。
② 手の甲に出し、コンシーラーを薬指にとる
コンシーラーは直接目の下に塗らず、必ず手の甲に出してから塗るようにしてください。
また、塗る時の指は薬指がオススメです。
薬指は、人差し指や中指よりも力が入り難い指だと言われています。
すでに出来てしまったシワやたるみを過剰に刺激しないように、薬指を使いましょう。
③ シワの溝部分よりも上の部分に、薄く重ね塗りする
コンシーラーはヨレてシワに溜まると、シワをより強調してしまう恐れがあります。
コンシーラーはシワの溝部分には塗らず、シワよりも上の、ぷっくりとした脂肪部分にのみ塗ります。
また、クマやくすみが気になるからと、たっぷり塗ってしまうのは厳禁です。
目の下はよく動く部分のため、厚塗りをしてしまうと、化粧崩れの原因になってしまいます。
化粧崩れを起こしてしまうと、皮脂とコンシーラーやファンデーションの油分が混ざり合い、酸化して、余計にくすんだ肌に見えてしまいます。
コンシーラーを薬指にとったら、やさしくタッピングするようになじませます。
足りない場合は、もう一度繰り返してください。
化粧崩れを防ぐためにも、薄く重ねづけするのがポイントですよ。
色つきのコンシーラーについてレビューをしている動画を見つけたので、参考にしてみてくださいね。
こちらのページには、ゴルゴラインがなぜできるかの原因と解消法が詳しく記載されています!
こちらも是非チェックしてみてくださいね。
まとめ
年齢を重ねるごとに増えてくる肌の悩み。
シワやたるみと上手く付き合っていくためには、早めのケアが不可欠です。
メイクは必ず落として寝る事、目の周りを擦るなど必要以上に刺激しない事、スキンケアをしっかりする事。
お金や時間をかけなくても、毎日の心がけでシワやたるみを防ぐ事ができます。
また、睡眠をしっかりとったり、野菜やたんぱく質を中心とした食生活にするなど、少しずつ肌に良いことを取り入れていきましょう!
エイジングケアについてのこちらの記事も参考にしてくださいね。