コンシーラーとハイライト、どちらも肌をよりよく見せるためのメイクテクニックの一つです。
しかし、この二つは似たような効果も多く、微妙な違いについてはよく分からないという人も少なくないはず。
そこで今回は、コンシーラーとハイライトの違いについてわかりやすく解説していきます。
混乱しがちな二つの特徴を、ここで一度整理してみてください。
1. コンシーラーとハイライトの違いとは?
ハイライトとは
ハイライトは、部分的に明るい色を乗せることで肌にツヤ感を出し、立体的に見せるメイクです。
例えば、鼻筋や頬骨などに塗ると光の加減で高さが出て、スッとしたシャープな印象の顔になります。
他にも、まぶたや目の下に塗ることで影を飛ばしてクマのカバーなどにも利用できます。
顔全体の印象が明るくなり、華やかな大人顔になれるのがハイライトの特徴です。
また、ハイライトはメイクの仕上げとしても使うことが出来ます。
最終的なメイクの仕上がりを左右するのは、アイメイク・チーク・リップのバランスです。
しかし、プロのメイクさんでも無い限り、この3つを完璧なバランスで塗ることは難しいでしょう。
そのテクニックを補ってくれるのが、ハイライトなのです。
アイメイク・チーク・リップのスキマを埋めるようにハイライトを塗って上げると、全体のバランスがぐっと上がって、一段上の仕上がりになりますよ。
コンシーラーとは
コンシーラーは、ベースメイクとしてファンデーションでは隠しきれないシミやクマ・ニキビ跡などの肌悩みをカバーするメイクのことです。
ファンデーションの代わりに使うことができるようなものもあり、コンシーラーは「部分的ファンデーション」とも呼ばれています。
そしてコンシーラーは肌より明るいものから暗いものまであり、またカラーバリエーションも豊富です。
どの明るさにするか迷ったときは、肌とファンデーションの間くらいの明るさのものを使用すると、全体が馴染みやすく自然な仕上がりになりますので参考にしてみてください。
また、肌よりもかなり明るい色のコンシーラーを使えば、ハイライトと同じような効果が期待できますよ。
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2. まとめ
コンシーラーとハイライトは役割が重複する部分があるのでややこしいと思います。
基本的には紹介した通り、コンシーラーはベースメイクの段階で肌の悩みをカバーするもので、ハイライトはメイクの仕上げを立体的に演出するもの、という区別があります。
しかし、コンシーラーにはたくさんのカラーバリエーションがあり、カラーや明るさによってはハイライトと同じような効果が得られるものもあります。
そして、最近ではハイライトの中でもコンシーラーのようにシミやくすみをカバーする効果を持ったカラーの入ったものも売り出されています。
そのため、今ではコンシーラーとハイライトの線引きがさらに曖昧になっていると言えるでしょう。
あまり名称にはこだわらず、自分の肌の悩みを解決する効果を持ったコンシーラーなりハイライトを仕様書通りに使用するのが良いでしょう。