女性にとって毛穴の悩みはつきないですよね。
とっても小さな穴なのに、なぜこんなにも主張してくるのでしょうか・・
毛穴の開きや黒ずみなど、ついつい気になって鏡とにらめっこしていませんか?
毛穴を無くすことはできないけれど、少しでも目立たなくしたいものです。
毛穴レスな肌を作るには、バランスの良い食事や十分な睡眠など生活習慣も大切です。
そして、毎日行うスキンケアもとても重要な要素です。
「毛穴は気になるけど放っておいている」
「ついつい毛穴ばかりいじってしまう」
なかなか改善しない毛穴の悩みには、きちんとした毛穴のケアが必要かもしれません。
この記事では毛穴トラブルの原因やケア方法をご紹介していきますので、ぜひ毛穴のケアを始めていきましょう。
1. 毛穴のケアは必要?
毛穴は肌の表皮が変形してできた窪みです。
何となく肌と毛穴は別物と思いがちですが、いつも私たちがケアをしている肌表面(表皮)と同じなのです。
基本的には肌を清潔に保ち保湿が十分にできていれば、肌トラブルだけではなく毛穴トラブルも起こりにくくなります。
具体的にはクレンジング・洗顔と保湿ケアがきちんとできているかがポイントになります。
毛穴の開き・黒ずみ・角栓などの毛穴トラブルが気になる方は、基本的なケアが何かしら不十分になっている可能性があります。
ケアを行う前に主な毛穴トラブルの原因を確認しておきましょう。
① 毛穴の開きの原因
● 肌の乾燥
肌が乾燥してキメが乱れることで毛穴が目立つようになります。
● 過剰な皮脂の分泌
皮脂は毛穴をつたって肌表面に分泌されます。
過剰な皮脂の分泌によって毛穴が広がってしまいます。
● 毛穴のつまり
角栓や汚れが毛穴に溜まり毛穴を押し広げてしまいます。
● 肌のたるみ
加齢とともに真皮のコラーゲンやエラスチンが減少したるみが起きます。
肌がたるむと毛穴も縦長に引き伸ばされ、しずく型に広がって見えます。
頬によく見られ、頬を引き上げるように張ると毛穴が目立たなくなるのが特徴です。
② 毛穴の黒ずみの原因
● 紫外線によるダメージ
シミと同じように紫外線の影響で毛穴のまわりにメラニン色素が沈着して黒ずみができます。
● 過酸化脂質によるダメージ
皮脂や化粧品の成分などが酸化すると、過酸化脂質という物質ができます。
過酸化脂質によって肌がダメージを受けると、毛穴の周囲がすり鉢状に窪んで黒ずんで見えます。
● 角栓の酸化
毛穴につまった角栓が酸化し黒くなった状態です。
③ 毛穴のつまり(角栓)の原因
- ターンオーバーの乱れ
- 過剰な皮脂の分泌
- メイクなどの汚れ
角栓について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
毛穴のトラブルは、正しくケアをしないと改善できないものが多いです。
また、トラブルが拡大するとセルフケアでは改善が難しくなる場合があります。
そのため、毛穴のケアを行うことで早い段階でのトラブル解消とトラブルの予防につながります。
毛穴のケアの基本はクレンジング・洗顔と保湿ケアの見直しです。
それだけでは改善できない場合は、プラスαで各トラブルに合わせたケアを取り入れていくのが理想です。
ただ、毛穴のケアには様々な方法があるので、どの方法をどのように行えばよいのか迷ってしまいますよね。
間違えたやり方を続けてしまうと、かえって毛穴のトラブルが目立つことになります。
ここからは、効果的なケア方法や話題のケア方法をご紹介していきましょう。
2. 毛穴の正しいケア方法
毛穴のトラブルの改善には時間がかかります。
1度できれいにしようと深追いしすぎると過剰トリートメントになり、肌や毛穴を傷めてしまいます。
お肌と同じで毛穴も生まれ変わるのに時間が必要です。
正しいケアを継続して少しずつ改善していきましょう。
① クレンジング・洗顔・保湿
毛穴のケアの基本になります。
汚れが残ると毛穴の開き・黒ずみ・つまりの原因になります。
また、間違ったやり方をしていると肌の乾燥やメラニンの沈着、ターンオーバーを乱す原因にもなります。
これらは多くの毛穴トラブルの元になるため、クレンジング・洗顔を正しく行うことが毛穴ケアにとって一番重要なポイントです。
クレンジングと洗顔のやり方は、こちらの記事で確認しておきましょう。
毎日行うケアだからこそ、毛穴に対してより効果を出したいという方は蒸しタオルを使いましょう。
蒸しタオルは、水で濡らしたタオルを電子レンジで1分温めれば作れます。
熱いお湯で濡らして絞ってもOKです。
蒸しタオルは洗顔の前に使います。
顔にのせておける温度に調節してから3分ほど蒸気をあてた後に洗顔をしてください。
毛穴の汚れやクスミの落ち方が断然かわりますので、ぜひ試してみてください。
そして、洗顔後はしっかりと保湿をしてください。
肌の乾燥も毛穴には大敵です。
保湿ケアはこちらの記事で確認しておきましょう。
「保湿ケアの正しい方法」
● 毛穴ケアにおすすめの美容成分
・毛穴の開き
セラミド、ビタミンC誘導体、レチノール
・たるみ毛穴
ビタミンC誘導体、EGF、FGF、プラセンタ、レチノール
・毛穴の黒ずみ
セラミド、ビタミンC誘導体、ビタミンE
・毛穴のつまり
セラミド、ビタミンC誘導体
② 綿棒とオイルを使ったケア
「角栓が取れる」とネットでも話題の方法ですね。
毛穴の脂汚れを油で浮かせて取り除く方法です。
ただ、角栓の主成分はたんぱく質でできた古い角質です。
そのため、すべての角栓をきれいに浮かして取り除くことはできませんが、皮脂汚れやメイク残りを取り除くことで角栓や黒ずみの予防になります。
● 用意するもの
- 蒸しタオル
- 綿棒 2本
- オイル(オリーブオイル、ホホバオイルなど)
● やり方
1. クレンジング・洗顔をする
2. 毛穴を開かせる
蒸しタオルを顔に3分ほどのせて毛穴を開かせ、毛穴の汚れを落としやすくします。
3. 肌と綿棒にオイルを付ける
ケアしたい部分と綿棒にオイルを含ませます。
摩擦を減らすために多めに含ませておきましょう。
4. マッサージをする
綿棒の側面を当てながらコロコロと転がすように、気になる毛穴部分を軽くマッサージしていきます。
5. オイルを落とす
終わったらオイルをティッシュオフ→蒸しタオル→洗顔の工程でオイルを毛穴に残さないようにします。
特にオリーブオイルはニキビの原因にもなるので気を付けましょう。
6. 毛穴を引き締める
皮膚温を下げて毛穴を引き締めていきます。
洗顔の最後に冷水ですすぐ、冷蔵庫で冷やした化粧水を使用する、保冷剤を肌に当てる、化粧水(常温でOK)をコットンでパッティングしながら付けるなど、やりやすい方法で行うと良いでしょう。
7. 保湿をする
しっかりと保湿をして終了です。
●注意点
- 強く擦りすぎないようにしてください。
- 自然に出てきた角栓は除去OKですが、無理やり押し出すのはNGです。
- 滑りが悪い時はオイルを足してください。
- やりすぎは禁物です。多くても週1回にしておきましょう。
一度に広い範囲のケアをしたい時は、オイル洗顔をしてしまいましょう。
手順はほとんど同じなので、ぜひお試しください。
③ ピーリングを行う
ピーリングには「皮をむく」という意味があります。
古い角質を取り除いて肌表面をクリアにすることで、ターンオーバーを整えていきます。
毛穴の開き、黒ずみ、つまりに有効で毛穴のケアには頼もしい方法です。
市販のピーリング剤には様々なタイプがありますが、AHAを配合したものが主流となっています。
AHAにはグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸などの種類があり、フルーツに多く含まれていることからフルーツ酸とも呼ばれています。
ピーリング効果は強い順に
となっています。
配合されている成分と濃度、使用時間によってもピーリング効果は異なりますが商品を選ぶ時の参考にしてみてください。
市販されている主なピーリング剤の特徴や使用方法をご紹介していきます。
● ピーリング石鹸
洗顔料として手軽に使用できるため人気があります。
ピーリング石鹸についてはこちらをご覧ください。
● ピーリング化粧水
拭き取り化粧水とも呼ばれています。
クレンジングや洗顔で落としきれなかった毛穴やメイクの汚れ、古い角質などを取り除く効果があります。
使い方はクレンジングと洗顔をした後に、ピーリング化粧水を含ませたコットンで顔を拭き取るだけです。
洗顔後すぐに使うことで後から付ける化粧水の浸透を良くする効果があります。
朝の洗顔の代用としても使えます。
余分なものを拭き取って落とすことを目的とした化粧水なので、ピーリング化粧水に十分な保湿を期待することはできません。
ピーリング化粧水を使用した後には、通常の化粧水で肌にうるおいを与えることが大切です。
● ピーリングジェル
擦るとモロモロが出てくるタイプが多いです。
使い方は、洗顔後の肌にジェルをのせてクルクルとマッサージをしたあと洗い流します。
ひとつ頭に入れておきたいのが、マッサージで出てきたモロモロは角質ではないということです。
あのモロモロはジェルの成分が固まったものです。
オールインワンジェルなどを使った時に出てくるモロモロと同じです。
角質が取れている気がして、やり過ぎてしまうと肌に負担がかかるので注意しましょう。
また、商品名に「ピーリング」とあってもAHAなどピーリング成分が含まれていない商品もあります。
それらの多くは、角質を擦って落とす「スクラブ剤」に近いと認識しておくと良いでしょう。
ピーリングジェルを選ぶ時は成分にも注目しておきましょう。
● ピーリング美容液
古い角質を取り除く効果がある角質ケアに特化した美容液です。
ピーリング化粧水と同じ使い方の物や通常の美容液として拭き取らずに使う物があります。
ObagiのピーリングV10シリーズやタカミスキンピールが人気ですね。
どのタイプのピーリング剤も角質を除去する作用があります。
そのため、ピーリングを行う時に一番気を付けたいのが使用頻度です。
ピーリング剤を併用したり、使用頻度が多いと肌が乾燥しやすくなります。
ピーリング化粧品の併用は避け、商品に記載されている使用頻度を守りましょう。
使用する商品にもよりますが、個人的には月に2~3回のスペシャルケアとしての使用で十分だと考えます。
④ エステでプロのケアを受ける
今は、毛穴専門のサロンもあります。
セルフケアでなかなか改善できない毛穴のトラブルは、エステでケアをするのもひとつです。
吸引や超音波、導入など自宅ではできない機械を使ったエステならではのケアが受けられます。
エステで行うディープクレンジングやマッサージ、徹底した保湿も毛穴ケアに効果的です。
もちろん1回の施術で毛穴トラブルを改善するのは難しいでしょう。
ただ、定期的に通うことで肌や毛穴の状態を改善することができます。
肌や毛穴の状態の回復はプロに任せて、あとは日々のホームケアで維持をしていくというのがお財布にも優しい上手なエステサロンの通い方です。
3. まとめ
いかがでしたか?
毛穴のケアにも多くの方法がありますよね。
一番重要なのは毎日のクレンジング・洗顔・保湿を正しく行うことです。
そこにスペシャルケアとして月に数回程度ピーリングなどを入れていくのが基本です。
毛穴はお肌と同じです。
時間をかけて丁寧なケアを続け毛穴レスなお肌づくりをしていきましょう。