面皰(めんぽう)圧出の効果と方法|ニキビの芯を取り出して潰す治し方

ニキビの治療には外用薬や内服薬の他に、レーザー治療や面皰圧出など様々な方法があります。

ニキビの芯を押し出す治療である面皰圧出は、他の治療と比べると少し原始的な治療になりますが、自宅でもできる手軽さや費用など他の治療とは異なるメリットがあります。

この記事では面皰圧出の効果や方法、リスクについてまとめています。

ニキビ治療で最近話題のレーザー治療やイオン導入だけでなく、面皰圧出についてもきちんと知り、ニキビ治療の選択肢を広げましょう。




1. 面皰圧出とは?

ニキビにはコメド(面皰)と呼ばれる米粒のような塊の芯があります。

ニキビに微小な穴を開け、そのコメドを面皰圧出器で押し出す治療を面皰圧出と言います。

ニキビの炎症の原因はニキビの中にある膿や皮脂なので、それを排出することで早くニキビを治療するという方法です。

どんなニキビにも適した治療なので、ニキビで悩むすべての方にオススメできます。

面皰圧出は保険が適用されている治療で、皮膚科では広く一般的に行われています。

2. 面皰圧出の効果

面皰圧出の効果は大きく2つあります。

① ニキビが早く治る

面皰圧出の一番の効果は、ニキビの治りが早くなるということです

炎症の原因を直接取り除くので、内服薬を飲んだり外用薬を塗ったりするよりも圧倒的に早く確実に効きます。

また、現状以上に悪化することを防ぐこともできます。

コメドを放置し続けると皮膚の深い部分にまで炎症が及び、赤黒い色素沈着やクレーターといったニキビ跡の原因にもなってしまいますので早めの治療が必要です。

② ニキビの再発を防ぐ

面皰圧出の際ニキビに穴を開ける方法は二つあります。

① レーザー
② 針

レーザーで穴を開けた場合はレーザーの熱による殺菌作用と皮脂腺へのダメージのため、同じ部分にはニキビが再発しにくくなるというメリットもあります

ただし、再発しにくくなるのはあくまでもレーザーが照射された部分のみに限ります。

3. 面皰圧出のリスク

① 自分でおこなう場合は悪化させる可能性も

後述しますが、面皰圧出は自宅で自分でもできる治療になります。

皮膚科で専門家に施術してもらう場合ではあまり問題になりませんが、自分で施術する場合には注意が必要です。

素人による施術ではニキビに穴を開けるときに誤って必要以上に大きな穴を開けてしまい、そこから雑菌が入り込みニキビや炎症が悪化する可能性もあります。

悪化したニキビはニキビ跡として残ってしまうこともあります。

また、皮膚科では完全に滅菌された器具を用いて施術しますが一般家庭ではそれは不可能です。

自分でうまく穴を開けて処置したとしても、傷口からの感染のリスクが無くなるわけではありませんので注意してください。

さらに、あごの下など見づらいところの施術になれば失敗のリスクも高まります。

② ニキビの予防には効果がない

皮膚科で施術してもらうと感染のリスクはかなり減少しますが、そもそも面皰圧出はニキビに対する対症療法になります。

今あるニキビの治療は可能ですが、ニキビの発生を抑える治療ではありません

その点で内服薬や外用薬での治療と異なります。

面皰圧出はニキビができる体質を改善する施術ではありませんので、同時に肌環境を整える生活改善などが必要となります。

4. 面皰圧出の方法

① 自分でおこなう方法

最低限用意するものは次の3つです

  • 面皰圧出器(コメドプッシャー)
  • 消毒液(ライターあるいは熱湯)

面皰圧出器は薬局やドラッグストアで800円~3000円程度で購入できます。

ネットショップや100円ショップでも購入できますが、品質が不安定なので実際に店頭で相談して決めることをオススメします。

また、ライターは面皰圧出器と針を火で炙って消毒するためのものなので、コンロでもチャッカマンでも代用できます。

あればなお良いものは以下の通りです。

  • 綿棒
  • ピンセット
  • 消炎効果のある化粧水

それでは手順を見ていきましょう。

1. 面皰圧出器を消毒液で消毒する。(火で炙る、熱湯につけるでも可能)
2. ニキビの真ん中(一番出っ張ってるところ)に針で小さな穴を開ける。
3. 面皰圧出器を押し当て、中の膿や皮脂の塊を出す。
4. 出てきた塊をピンセットで取り除く。
5. 患部に綿棒で消毒液を優しく塗る

手順は以上です。

クリニックの動画ですがYoutubeでも圧出方法が紹介されています。

消炎効果のある化粧水があれば、すべて終わった跡に肌に塗ってください。

ピンセットや綿棒の使用は必須ではありませんが、手で患部に触れることは感染のリスクが高まりますのでなるべく避けましょう。

やむを得ず手で触れる場合は、消毒液を手にあらかじめつけてからにするようにしてください。

自分で面皰圧出をおこなう場合の注意点

面皰圧出の際は、注意しなければならない点がいくつかあります。

まず一つ目は、穴を開けずに面皰圧出器を押し当ててしまうと傷が大きくなってしまい跡やクレーターとして残ってしまうことがありますので、必ず穴を開けてから面皰圧出器を使用して下さい

また、面皰圧出器を押し当てる際も、あまり強く押しすぎてはいけません。

一度で出し切ろうとするのではなく、2~3回に分けてゆっくり押し出してください。

一見簡単な手順ですが、やはり皮膚科で専門家に施術してもらうのと自分でやるのでは正確さや清潔さが違います。

可能ならば皮膚科で施術してもらうのが良いでしょう。

特に、炎症が強い重傷のニキビには絶対に自分では面皰圧出をしないでください。

自分で面皰圧出をするのは、白ニキビやコメドが明らかに見えている時だけにしましょう

② 皮膚科でおこなう方法

病院には滅菌された器具が揃っているので針を火で炙ることはしませんが、基本的には先述した手順で行われます。

また、レーザーで穴を開ける場合もあります。

気になるのは費用ですが、面皰圧出は保険適応であり他のニキビ治療に比べると安くなる傾向にあります。

皮膚科によって料金設定は異なりますが、治療するニキビの個数で料金を設定しているところが多いです。

大体、1個1000円くらいが相場になります。

ニキビの数が多い場合は割安になり、1個あたり300円程度で治療できる場合もあります。

ただし、ピーリングなど他のニキビ治療とセットで行われることも多く、その場合はその費用も追加になります。

皮膚科での施術では感染のリスクがとても低く、万が一感染が起こったとしても薬の処方などを行ってくれるので安心して施術できるのが大きなメリットです。

5. 面皰圧出器の選び方と使い方

まず面皰圧出器の選び方ですが、押し出す部分に丸みがありなるべく厚手のものを選ぶと、肌への負担が少ないのでオススメです

面皰圧出器は肌が清潔で柔らかい時に使うのが基本です。

湯船に浸かって暖まったあとや、洗顔後に蒸しタオルで患部を暖めてからなどがオススメです。

毛穴が開き、コメドが出やすくなります。

また、患部には優しく押し当てるようにしましょう

軽く押してコメドが出てこなくても、無理に強く押してはいけません。

傷が大きくなり、跡になることがあります。

そして大切なのは使用後です。

綺麗に洗って水気を切り、清潔に保管するようにしてください

雑菌が残ったままで次回使用すると、毛穴から感染してニキビが悪化する可能性があります。

6. まとめ

ニキビの治療法の一つである面皰圧出についてまとめました。

面皰圧出は保険適用なので比較的安価であり、また器具を購入すれば自宅でもできるお手軽な治療です。

ただし、自宅でやる場合には衛生面に充分気をつけて行うようにして下さい。

下手に施術すると悪化のリスクもありますから、可能な限り皮膚科で施術してもらうのをオススメします。

また、常習的に面皰圧出を行っていると皮膚が凸凹になることもありますので、面皰圧出だけに頼るのではなくニキビができにくくなるような生活改善を同時に行うのが良いでしょう。

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