あるアンケートによると、すっぴん肌に自信があると答えた女性はわずか1割ほどだったそうです。
すっぴんだとニキビやシミが目立つ、お疲れ顔で老けて見えるなど自信が持てない理由は様々だと思います。
くすみの無い透明感やふっくらと潤ったお肌は女性にとって憧れではないでしょうか?
この記事では、すっぴん肌をきれいにするメリットや方法をご紹介していきます。
「すっぴん肌をより輝かせたい」
「すっぴん肌に自信を持ちたい」
と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. すっぴん肌が汚い? きれいなすっぴん肌を目指すメリット
① 肌ストレス・精神的ストレスがなくなる
きれいなすっぴん肌は外部からの刺激にも負けない「健康な肌」とも言えます。
乾燥や肌荒れ、ニキビなどの肌トラブルが起きにくいため、精神的な肌へのストレスやコンプレックスを解消していくことができます。
② メイクのノリが良くなる
ファンデーションがフィットしやすくメイクのノリや持ちが良くなります。
日焼け止めとお粉だけなど薄いメイクでも肌がきれいに見えるので、メイクにかける時間やお金の節約もできます。
③ 自信がもてる
人の第一印象は3秒で決まると言われています。
きれいなすっぴん肌はメイクの有無に関わらず、明るそう・元気そう・清潔感があるなどの良い印象を与える大きな要素のひとつです。
第一印象が良ければプライベートやビジネスシーンにおいても、相手と良好な関係を築きやすくなるため自信につながります。
女性にとって肌の状態の良し悪しは、外見だけではなく内面的にも影響をもたらします。
肌の調子が良いと気持ちも明るく前向きになりませんか?
メイクのノリが良くきれいに仕上がると外出したくなりませんか?
いくつになってもきれいな肌を保ちたいと思うのが女心ですよね。
では、具体的にきれいな肌とはどのような状態なのでしょうか。
私たちが目指す、きれいなすっぴん肌の条件をみていきましょう。
ご自身の肌でもぜひチェックしてみてください。
2. きれいなすっぴん肌の条件
美容業界では美しい肌の条件を「うなはだけつ」と表現します。
①「う」うるおい
肌の水分量が適当でみずみずしく潤っていること。
潤いがない肌・・カサつき、ごわつき、くすみ、乾燥肌、敏感肌など
②「な」なめらかさ
肌表面に凸凹がなくキメが整っていること。
スベスベしていて滑らかな肌。
滑らかさがない肌・・キメが粗い、毛穴の開き、ニキビなど
③「は」はり
肌が引き締まっていること。
ハリがない肌・・シワ、たるみなど
④「だ」だんりょく
肌がふっくらとしなやかで押した時に戻る力があること。
弾力がない肌・・シワ、たるみなど
⑤「け」けっしょく
血行が良く肌にくすみや色ムラがないこと。
血色が悪い肌・・くすみ、クマなど
⑥「つ」つや
皮脂の分泌量が適当で水分とのバランスがとれていること。
しっとりとしていて艶やかな肌。
艶がない肌・・テカリ、ベタつき、くすみ、カサつきなど
あなたの肌の「うなはだけつ」はいかがでしたか?
確認する時は1つずつ、目で見て手で触れてよく観察してみましょう。
分かりにくい時は胸元や二の腕の内側の肌と触りくらべてみてください。
スベスベ感やキメの細かさなどの違いが分かりやすいと思います。
特別なケアをしていなくても胸元や二の腕の内側が、顔よりもきれいな肌を維持できているのはなぜでしょうか?
それは、胸元などは下着や服に覆われていて紫外線や外気の影響を受けにくく、メイクやスキンケアによる摩擦や肌負担が少ないからです。
つまり、顔の肌も紫外線や摩擦などの負担を減らしながらケアしていくことで、自分がもつ本来のきれいなすっぴん肌に近づけることができます。
3. すっぴん肌をきれいにする方法
すっぴん肌をきれいにする為には、スキンケア・食生活・生活習慣の3つが鍵になります。
では、具体的にみていきましょう。
① スキンケア
スキンケアでは主に「うるおい」「なめらかさ」「つや」を保てるように意識しましょう。
● クレンジング・洗顔で汚れをきれいに落とす
美肌の基本はクレンジング・洗顔です。
メイクや皮脂・汗などの分泌物は時間がたつと酸化して、肌にとって刺激物質となってしまいます。
さらに顔は常に外部にさらされているため、ホコリや花粉など大気中に含まれる物質が付着しやすい部分です。
まずは肌の表面についた汚れをきれいに落とすことが大切です。
ただ、間違ったやり方で行うと肌の乾燥やくすみ、キメの乱れやニキビなどの原因になります。
クレンジングや洗顔を行う時の注意点は
- ゴシゴシ擦らない
- 洗顔料を十分に泡立てる
- ぬるま湯(30~35℃)で洗う
- すすぎをしっかり行う
ことです。
クレンジング・洗顔を正しく行うことは、きれいなすっぴん肌作りに欠かすことのできない重要なポイントです。
正しいやり方はこちらの記事で確認しておきましょう。
● 保湿ケアを行う
不足している水分や油分を補います。
同じ顔でもTゾーンや目元などパーツによって肌の状態は異なります。
足りない部分は重ね付け、足りている部分は薄付けにするなどして水分と油分のバランスを整えていきましょう。
保湿ケアについてはこちらの記事も参考にしてください。
● 紫外線対策を行う
紫外線は乾燥やシミ・しわ・たるみなどの原因になりお肌にとって大敵です。
年間を通して紫外線対策をすることが大切です。
特に汗をかきやすい夏場や屋外に長時間いる時は、こまめに日焼け止めを塗り直してください。
メイクをしている場合はメイクの上から使えるスプレータイプが手軽で便利です。
目から入る紫外線でもシミや色素沈着の原因になるメラニン色素は作られます。
UVカットのサングラスで目のUV対策も忘れないようにしましょう。
その際、色の濃いレンズだと視界が暗くなり瞳孔がひらいて紫外線が入りやすくなるため、色が薄くて目を覆えるような大きめのサングラスがおススメです。
② 食生活の改善
肌をきれいにするには「外からのケアが3:内からのケアが7」と言われています。
私たちの肌や体は食事でとった栄養素を材料にして作られています。
どんなに外からスキンケアをしても食生活が乱れていたら、きれいな肌を手に入れることはできません。
そのため食生活は「うなはだけつ」すべてに関わってきます。
特に意識して摂りたい栄養素を確認していきましょう。
● たんぱく質
糖質・脂質とともに3大栄養素のひとつで、20種類のアミノ酸から構成されています。
私たちの肌はたんぱく質からできているため、丈夫できれいな肌作りには不可欠な栄養素です。
たんぱく質が不足するとターンオーバーが乱れて乾燥やくすみ、肌荒れを起こしやすくなります。
また、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンもたんぱく質からできているため、不足するとシワやたるみの原因にもなります。
肉・魚・卵などの動物性たんぱく質と、大豆製品・ピーナッツ・ごまなどの植物性たんぱく質の両方からバランス良く摂取しましょう。
● ビタミンB群
ビタミンBにはB1、B2など8つの種類があり、それらを総称してビタミンB群と呼んでいます。
ビタミンB群は様々な物質の代謝に関わっています。
例えば、肌の材料になるたんぱく質を摂取したとしても、B群が不足していると体の中でたんぱく質をうまく活用することができません。
他にもビタミンB群には
- 肌のターンオーバーを促す
- 肌や粘膜の健康を維持する
- 皮脂分泌をコントロールする
- ニキビや肌荒れの予防や改善をする
などの働きがあるため「美容ビタミン」とも呼ばれています。
ビタミンBはお互いに作用しながら働くため、単一ではなくB群全体を摂取するように意識しましょう。
ビタミンB群は、肉・魚・大豆・乳製品・野菜など多くの食品に含まれているので、様々な食品をバランスよく食べることが大切です。
● ビタミンA
ビタミンAには肌を丈夫にして潤いを保つ効果があります。
優れた抗酸化作用をもつため、シミやシワなどアンチエイジングにも効果的です。
ビタミンAは緑黄色野菜・レバー類・海藻類などに多く含まれています。
油と一緒に摂取すると吸収率がアップするので、炒め物やドレッシングをかけて食べるのがおススメです。
● ビタミンC
ビタミンCには、美白効果や抗酸化作用によるアンチエイジング効果があります。
肌のハリを保つコラーゲンの生成にも欠かせない栄養素で、ビタミンC・たんぱく質・鉄を一緒に摂取することでコラーゲンの生成を促進します。
体内のビタミンCはストレスや喫煙、飲酒や汗をかいた時などに大量に消費されます。
一度に大量に摂取しても体内に貯めておくことができないため、こまめに補うことが大切です。
● ビタミンE
ビタミンEは、血行を促進するためターンオーバーを活発にしたり冷え症の改善にも効果的です。
非常に優れた抗酸化作用があるため「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
かぼちゃやアーモンドなどに多く含まれていて、ビタミンA、Cと一緒に摂取すると抗酸化作用がより効果的に働きます。
③ 生活習慣の改善
規則正しい生活は、肌と深く関わる自律神経とホルモンバランスを安定させることにつながります。
自律神経やホルモンバランスの乱れは
- 肌のターンオーバーを乱す
- ニキビや肌荒れ
- 血行不良
- シミや色素沈着
- 内臓機能の低下
など、きれいな肌づくりを妨げる原因になります。
美は健康のうえに成り立つため、体が健康でなければきれいな肌は作られません。
そのため、生活習慣も食生活と同様に「うなはだけつ」すべてに関わっています。
中でも意識したい生活習慣は「睡眠」「運動」です。
● 睡眠
夜更かしは自律神経を大きく乱してしまいます。
夜にぐっすり眠り、朝に朝日を浴びることで自律神経は安定しやすくなります。
就寝前の飲酒や食事、スマホやテレビなどは胃や神経を刺激して快眠の妨げになるので控えるようにしてください。
睡眠時間の長さよりもスッキリ目覚めることができて、ぐっすり眠ったという実感が得られるように「睡眠の質」を大切にしましょう。
● 運動
食事で摂った栄養を体のすみずみまで運んでくれるのは血液です。
運動で筋肉を動かすことによって血行や代謝が良くなり、健康できれいな肌作りをサポートしてくれます。
また、適度な運動はストレス解消にもなります。
ウォーキングや水泳、ヨガなどの有酸素運動なら1日30分を週に2回でOKです。
運動する時間が取れない方は軽いストレッチや外出時はできるだけ階段を使うなど、日常生活の中で運動量を増やすことを意識してみましょう。
4. まとめ
すっぴん肌について見てきましたがいかがでしたか?
私たちの肌は日々のスキンケア・食生活・生活習慣によって作られています。
肌の生まれ変わりには通常でも28日かかるので、まずは1カ月を目標に「うなはだけつ」のあるすっぴん肌作りを実践していきましょう。