最近鏡を見て、目の下のたるみが気になるようになってきた…なんてことはありませんか?
目元はその人の顔の印象を決める大事なポイントですので、気になるたるみはなるべく無くしたいですよね。
今回は、そんなたるみができる原因とその解消法についてまとめています。
今日からすぐに始められるたるみ改善法も紹介していますので、ぜひとも参考にしてください。
たるみは日々の積み重ねでできるものです。
まだたるみに悩んでいないという方も、なるべく早い内から対策をしておくことをおすすめします!
1. 目の下のたるみの原因
① 目元を支える眼輪筋の衰えによるたるみ
目の周りには眼輪筋という筋肉があり、その筋肉によって目元の脂肪をつなぎとめて、たるみを防いでいます。
加齢などによる要因でこの眼輪筋が退化することで、顔の内側にある脂肪が前に飛び出してくるために目の下のたるみが起こるのです。
特にわたしたち日本人は欧米人と比べると表情に乏しく、眼輪筋を含めた表情筋をあまり使わない傾向にありますので、目の下のたるみが起こりやすいと言えます。
また、パソコンやスマホ、テレビなどをずっと見ているのも、まばたきが減って眼輪筋の衰えの原因になるので注意しましょう。
普段からなるべく視線を動かし、近いものや遠いものを見るようにして適度に眼輪筋を使用して退化を防ぐ必要があります。
また、摩擦による組織へのダメージも眼輪筋を弱めてしまう原因です。
メイクをするときも落とすときも、なるべく刺激を与えないようにすることが大切です。
② 目の下のむくみと脂肪によるたるみ
眼輪筋の衰えと同時に起こることが多いですが、目の下の脂肪が増えることでもたるみは発生します。
目の下の脂肪は、血行不良による代謝不足によって増えてしまいます。
ホットアイマスクや適度なマッサージをしてあげることで、改善が図れる場合があります。
③ 肌の弾力の低下
肌の弾力が失われてハリがなくなると、表皮を支えることが難しくなるため目の下がたるむようになります。
肌の弾力は、コラーゲンとエラスチンという成分によって保たれています。
しかし、これらの成分は加齢や紫外線によるダメージで破壊され、減少してしまうのです。
加齢を避けることはできませんが、日頃からUVケアをしっかりすることで、ある程度コラーゲンなどの大切な成分を守ることができます。
2. 目の下のたるみを改善する方法
● エクササイズ
それでは、目の下のたるみの改善に効果的なエクササイズを紹介します。
1. 眼輪筋全体を鍛えるエクササイズ
① 目を軽く閉じ、そこからゆっくりと強く閉じて、そのまま5秒間キープします
② ゆっくり目の力を抜きます
③ 眉を上げるようにして目をぱっちり開きます
④ そのまま5秒間キープしたら、ゆっくり元の状態に戻ります
2. 眼輪筋の下側を鍛えるエクササイズ
① 口を「お」の形にして可能な限り前に出す
② そのまま目は上を向き、顔を上下に引っ張るようなイメージでキープします
このとき、額にしわができていると余計な筋肉を使っている証拠なので、しわができないように注意しましょう。
③キープしながら、下まぶただけを使ってゆっくりまばたきします
5回、10秒ほどかけながらまばたきしたら、一度リラックスして下さい。
何度か繰り返して、ほんのり疲れてきたなというところが止め時です。
顎のあたりの筋肉もほぐれ、リンパの流れが改善されるので小顔効果も期待できます。
少し人前ではやりにくいですが、家で一人でいるときなど、気がついたら積極的にやってみましょう。
3. 眼輪筋の上側を鍛えるエクササイズ
① 額にしわができないように目をぱっちり開く
② その状態で視線だけを右上に上げ、そこからゆっくり上を通って左上に視線を動かします
③今度は同じように右上へと視線を戻します
一往復に10秒~15秒程度かけると良いでしょう。
目の周り以外の筋肉には力を入れず、リラックスして行いましょう。
エクササイズをするときには、自分が鍛えようとしている筋肉を意識して行うとより高い効果が期待できます。
なんとなくやるのではなく、眼輪筋を鍛えているのだとしっかり思うことが大切です。
また、左右に筋肉の偏りが出ないように均等に動かすということも大切です。
● マッサージ
マッサージは、主に目元の血行を改善して代謝を改善するために行います。
しかし、目元は私たちの身体の中でも皮膚が特に薄く、デリケートな部分です。
摩擦が強すぎるマッサージは逆に負担になる恐れがありますので注意してください。
また、皮膚のすぐ下には血管やリンパが通っているので、力加減も絶妙にしなければなりません。
強すぎてしまうと血管を傷つけ、逆にむくみを作ってしまうこともあります。
そこで、誰でもできるおすすめのマッサージとして紹介したいのは、ツボ押しです。
救後(きゅうご)、承泣(しょうきゅう)を押すマッサージ
救後は、目尻のやや下あたりの骨のくぼみにあります。
そして、承泣は黒目の中心の真下の骨のくぼみにあります。
そこだけを押してももちろん良いのですが、マッサージの一連の流れの中で押すとより効果的です。
① 目頭に人差し指の腹を当てます
② そこから、目の下の骨に沿うようにして救後と承泣を通って、目尻まで軽くトントンと押していきます
③ 5回を目安に何度か繰り返して下さい
いつでもどこでも簡単にできますので、気がついたときにどんどんやってみましょう。
● 美顔器
美顔器を使用して、目元に足りない美肌成分を補給してあげるのも目の下のたるみには効果的です。
手で美肌成分が配合されたクリームを塗るのも良いですが、イオン導入器を使用すると美肌成分の浸透効果が10倍以上に跳ね上がります。
コラーゲンやエラスチンなど肌の弾力を保つ成分の生成は、表皮の奥で行われています。
イオン導入器は、手で美容液を塗るよりも表皮のずっと奥へ浸透させることができるので、より高い効果が期待できるのです。
また、イオン導入器の中でも目元のケアに特化したものも販売されておりますので、それらを使用することでさらに効率良く目元のたるみを改善することができるでしょう。
そして、イオン導入器は軽く目元に押し当てるだけなので、下手に手でマッサージをするよりも肌に負担がかかりません。
それどころか、イオン導入器の微小な振動が目元を適度に刺激し、ちょうど良いマッサージ効果が得られます。
血行も促進しむくみ改善の効果や、同時に筋肉も刺激されるので眼輪筋も鍛えてくれます。
1台3役の、まさに目の下のたるみ改善の救世主とも言えるアイテムです。
イオン導入美顔器の使い方についてはこちらの記事もご参考にしてみてください。
しかし、イオン導入の使いすぎは逆に肌の負担になることもあります。
週に2回や3回程度のスペシャルケアとして使うようにして、日頃のケアやエクササイズも欠かさず行いましょう。
3. 目の下のたるみをメイクで隠す方法
目の下のたるみの根本的な改善にはどうしても時間がかかります。
できれば、たるみをメイクでカバーできたら良いですよね。
たるみが目立つのは、たるみによって目の下に出来る影が原因なのです。
その影を上手に隠してあげるのが、たるみカバーメイクのコツです。
ここからは、目の下のたるみをカバーするメイク法をご紹介します。
是非参考になさってください。
① まずはしっかり保湿ケア
メイクをする前に、目元をしっかり保湿しておきましょう。
たるんでいるところは血行が悪く、乾燥気味になっています。
乾燥していてはメイクのノリも悪くなり、シワにもなりやすいです。
まずは、アイクリームなどで目元をしっかり保湿してあげることが必要です。
同時に日焼け止めなどを塗っておくのも、今後のたるみ予防になります。
保湿ケアの正しい方法についてはこちらの記事もご参考にしてください。
② ファンデーションはリキッドタイプ
次にファンデーションを塗りますが、リキッドタイプやクリームタイプをおすすめします。
パウダータイプは、たるみによってできたシワでひび割れて逆に目立つこともあるので避ける方が良いでしょう。
自分の肌色よりも少しだけ濃いものを使用すると、次に塗るコンシーラーが浮きづらいです。
メイクに慣れている方は、目の下とTゾーンを明るく、その他を濃くするように2色のファンデーションを使うとよりたるみが目立たなくなります。
ファンデーションの塗り方はこちらもご参考にしてください。
③ コンシーラーを塗る
コンシーラーを、目の下のたるみに逆三角形を作るように塗ります。
Tゾーンにも軽く塗ると、ハイライトが効いてよりたるみは目立たなくなります。
沢山塗る必要はありません。少量を薄く優しく伸ばして下さい。
塗りやすいので、柔らかいコンシーラーを使用するのがおすすめです。
コンシーラーの塗り方はこちらもご参考にしてください。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
目の下のたるみは一朝一夕では無くなりません。
毎日エクササイズやマッサージを続けながら、メイクでもしっかりカバーしてあげましょう。
UVケアや代謝改善にも気を配ることで、たるみのさらなる悪化も防ぐことができます。
今回紹介した方法をしっかり押さえて、自信のある目元を手に入れましょう。