ファンデーションをムラ無く均一に塗るのってなかなか難しいですよね。
付属のパフや手で塗っていて、なんだか厚塗りになってしまうという方も多いのではないでしょうか。
その悩みを解消してくれるのがファンデーションブラシです。
素早く、そしてムラ無く均一にファンデーションを塗れるため「ファンデーションはブラシで塗る」というのはプロのメイクさんたちの間ではすでに常識となっています。
「でもプロが使うくらいなら使い方が難しいんじゃないの?」と不安な方も、安心して下さい。
誰でも簡単に使えるというのも、ファンデーションブラシの特徴の1つです。
この記事ではファンデーションブラシとはどんなものなのか、そしてその使い方についてご紹介していきます。
1. ファンデーションブラシ種類
ファンデーションブラシの形状は大きく分けて2つの種類があります。
それぞれ簡単に特徴を見ていきましょう。
平型
平筆のような形をしたタイプ。
平型はさらに細かく、先が「丸く整えられたタイプ」と「真っ直ぐに整えられたタイプ」があります。
毛先にコシがあり、軽くしなるのが特徴です。
しなりを利用して、寝かせながらファンデーションを塗ることでツヤ感が増し、ナチュラルな仕上がりになります。
毛先のチクチク感も少ないので毛先の刺激が苦手な方には特にオススメです。
リキッド、クリームファンデーションに向いています。
円柱型
毛先が円柱状にまとめられたタイプ。
最もポピュラーな形で、国内外のブランドでも一番多いタイプです。
すべてのファンデーションに適しており、汎用性が高いです。
ハイライトやチークにも使用できる、なんでも屋なファンデーションブラシです。
2. ファンデーションブラシのメリット
ファンデーションブラシの良いところをご紹介します。
手やパフでファンデーションを塗るのに比べて、たくさんのメリットがあるんですよ。
① ムラなくキレイに塗れる
普段、手やパフでファンデーションを塗っていて厚塗りやムラに悩まされたことはありませんか?
手やパフだとどうしても力の入れ具合が均等にならず、ムラ無く塗るのが難しく厚くなりがちです。
しかし、ブラシを使えばその毛先が均一に力を分散してくれるので、ファンデーションがムラになりにくくなります。
加えて、毛先についたファンデーションが毛穴に入り込むことでしっかりカバーしてくれるので、毛穴の目立たないフラットな肌に整えてくれる効果もあります。
さらに、薄く均一にファンデーションを塗れるので、素肌に近いナチュラルな仕上がりになるのもブラシの特徴です。
また、適量でメイクができるので余分な量を節約することもできます。
ファンデーションの減りが少なくなるのも嬉しいところ。
プロのメイクさんがブラシをよく使っているのも納得できますよね。
② 素早く仕上がる
キレイに仕上がるだけではなく、ブラシは手やパフを使うよりも圧倒的に早く仕上がります。
時間の無い朝の支度のときや、メイク直しでも素早く仕上げられるのは嬉しいですよね。
適量を薄く均一に伸ばしやすいのでシミなどの気になる部分への重ねづけも簡単にできます。
キレイに重ねられるのでコンシーラーが不要になることもあり、さらなる時短につながります。
③ 細かいパーツにも塗りやすい
目元や口元などの細かい小じわは手やパフで塗ると厚くなりやすく、そのせいで崩れやすくなるのが悩ましいですよね。
ブラシでは適量をキレイに伸ばして塗れますので、小じわや毛穴の細かい部分のカバーには最適です。
うまく塗れば崩れにくくもなりますので、一石二鳥ですね。
④ 肌への負担が少ない
手やパフでファンデーションを塗ると、どうしてもゴシゴシと擦りがちで摩擦による負担が肌に加わります。
ブラシの毛はなめらかで柔らかいため、最小限の摩擦でファンデーションを伸ばすことができます。
3. ファンデーションブラシ使用時の注意点
ファンデーションブラシを使うときの注意点は大きく3つです。
① ファンデーションを一度に取り過ぎない
ブラシを使って失敗するパターンで一番多いのは、ファンデーションを取り過ぎたことによって厚塗りになってしまうことです。
ブラシは手やパフよりも簡単に薄く伸ばせるので、いつも通りの感覚よりもすこし少ないかなと感じるくらいでも意外と顔全体になじみます。
慣れるまではいつもの半量くらいを取り、足りなくなったらさらに取るようにしてブラシを使うときの最適な量を探っていきましょう。
② ブラシを強く押しつけすぎない
ブラシを肌に強く押しつけてしまうと肌への負担が増えるのはもちろんですが、ファンデーションがブラシの奥にまで入り込んでしまいます。
お手入れが大変になりますし、ブラシの寿命も短くなってしまいますので注意しましょう。
ブラシの毛先部分だけにファンデーションが付いているのが通常なので、使用する際は注意しましょう。
③ ブラシを清潔に保つ
ブラシに限ったことではないですが、毎日使うメイク道具は雑菌が繁殖しやすいです。
汚れたままのブラシを使うことで雑菌が肌へと移り、ニキビや肌荒れの原因になってしまいます。
使うたびにブラシに付いたファンデーションをキレイに落とし、定期的にしっかりと洗ってあげることが大切です。
4. ファンデーションブラシの使い方
それではファンデーションブラシの使い方を紹介していきます。
ファンデーションのタイプによって微妙に異なるので、タイプ別に説明していきます。
パウダーファンデーションの場合
① ブラシにファンデーションを付ける
出典:youtube.com ※写真はイメージです
パウダーファンデーションの上でブラシを三回ほど軽く叩くと、適量がブラシに付きます。
一度にたくさん付けてしまうと厚塗りになってしまいますので、足りなくなったらまた付け直すという感覚で大丈夫です。
鉛筆を持つようにブラシを持ってあげると、ちょうど良い力加減でメイクができるのでオススメです。
ファンデーションをブラシに付けたあと、手の甲で少しブラシになじませると仕上がりがよりナチュラルになります。
② 頬から外側へ
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まずは頬に軽くポンポンとファンデーションを付け、そこから外側へ向かって円を描きながら伸ばしていきます。
毛穴の気になる部分があれば、最初に軽く当てると良いでしょう。
しっかりカバーしたいところは毛先を少ししならせるように押し当てて乗せると崩れにくくなります。
③ 額から両外側へ
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頬のときと同様に、円を描きながら中心から外側へと伸ばしていきます。
④ 鼻周りと目の周り
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残ったファンデーションで鼻周りと目の周りを塗ります。
鼻は上下に細かく動かしながらなじませていくとうまくなじみます。
目の周りは左右に動かすとなじみやすいです。
⑤ フェイスラインを整える
フェイスラインは、外側に向かってブラシを軽く滑らせるようにするとキレイになじみます。
首との境目がわからなくなるようになれば完了です。
リキッドファンデーション、BBクリームなどの場合(パウダー以外)
① 手の甲にファンデーションを出し、ブラシになじませる
ブラシをクルクル回して、手の甲からブラシに移します。
いきなり顔にファンデーションを出しても良いですが、出し過ぎてしまった場合は戻れませんので注意しましょう。
慣れるまでは、顔全体に必要と思われる量の半分を手の甲に出して、足りなくなったらもう半分を出すというようにすると、ブラシに取り過ぎて厚塗りになるのを防ぐことができます。
② Tゾーン⇒目の下⇒あごにのせて内側から外側へ伸ばす
出典:youtube.com ※写真はイメージです
ポンポンと4~5カ所に乗せていき、それぞれ内側から外側へ伸ばしていきます。
眉間から鼻筋は上下方向、頬や額などその他の部分は左右方向に優しく均一に伸ばします。
顔の中心から放射状に伸ばすイメージです。
乾く前に素早く伸ばすのがリキッドファンデーションのときのコツです。
③ 気になるところは毛先ではたき込む
出典:youtube.com ※写真はイメージです
カバーしたいところや小鼻周りにはポンポンと軽くはたき込むようにすると、キレイになじんで毛穴もカバーできます。
④ フェイスラインを整える
あごから首筋にかけて伸ばしていき、フェイスラインの境目をなくすようにしたら完了です。
5. ファンデーションブラシの洗い方
ブラシを使った後は、キレイにお手入れして清潔に保つことが大切です。
とはいえ、ただお手入れと言われてもどうすればいいのかよく分からないですよね。
ここでは、日々のお手入れの仕方と定期的にやっておきたいブラシの洗濯についてご紹介します。
メイク後毎回やるべきお手入れ
パウダーファンデーションの場合、手のひらでブラシの毛先をはたいてパウダーを落とします。
リキッドやクリームの場合は、敷いたティッシュにファンデーションを塗るようなイメージで優しく滑らせて拭き取ります。
どちらにしても強くやり過ぎるとブラシが痛みますので、優しく落としましょう。
ブラシの洗い方
日々のお手入れでファンデーションが落ちきらなかったり、毛にダマができたりしてきたときがブラシの洗い時です。
手順もそれほど難しくありませんので、汚れが目立ってきたりニオイがしたりしてきたらこまめに洗うようにしましょう。
もちろん肌にも良いですし、ブラシも長持ちするようになります。
① お湯に中性洗剤を溶かす
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中性洗剤を使うのは、ブラシに使われている毛や私たちの肌に比較的優しいからです。
化粧品メーカーによっては専用のクリーナーも発売していますので、洗剤を使うのに抵抗がある方は使ってみると良いでしょう。
洗剤でもクリーナーでも、お湯に対して入れすぎるとすすぎ残しの原因になるので注意しましょう。
すすぎ残した洗剤が肌に触れることで、肌トラブルを起こしてしまいます。
② ブラシを浸け、振り洗いする
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水に浸しながら軽く振ると、ファンデーションが落ちていきます。
この時、柄の部分を水に浸すと柄の劣化の原因になりますので、なるべく毛の部分のみを浸すようにしましょう。
ある程度振り洗いをしたら、水から引き上げてブラシの根元を軽く抑えてそのまま毛先の方向へ絞るようにして汚れを押し出します。
毛を無理にひっぱったりしごいたりしないように注意しながら優しく数回繰り返します。
水が充分汚れてきたら新しい水に替えて同様に繰り返し、水に汚れが出てこなくなるまでブラシを洗いましょう。
③ 毛先が絡まっている場合はブラッシング
長く使っていると毛先が絡んでくることもあります。
そういうときは目の細かいクシで根元から毛先に向かって優しくブラッシングしましょう。
一度にやりきろうとせず、ブラシを回しながら少しずつブラッシングするとブラシへの負担が減ります。
④ タオルで水分をよく拭き取る
出典:youtube.com ※写真はイメージです
タオルでブラシを包み、握るようにして水分を拭き取ります。
しごくような拭き取り方はブラシを痛めますので、しないように注意しましょう。
⑤ ブラシを充分乾燥させる
軽く毛先を整えて、風通しの良いところで陰干しします。
可能なら毛先が下を向くようにつり下げるのが一番ですが、難しい場合は清潔なタオルなどの上に寝かせて置きましょう。
8割ほど乾いたところで毛先をカバーするように紙を巻くと、毛先の広がりを防ぎブラシが長持ちしますが面倒な場合は省略しても構いません。
また、早く乾かそうとしてドライヤーや日に当てて乾かすようなことは絶対に避けましょう。
ブラシの毛の劣化を早め、毛先が広がったり毛が弱くなったりする原因になってしまいます。
ちなみに、ブラシは乾くまでに思った以上に時間がかかります。
ブラシの大きさによっては2,3日かかる場合もありますので、その間の替えのブラシがあると良いでしょう。
ブラシが塗れたまま使用するとファンデーションの伸びに影響するだけでなく、雑菌が肌へと移るおそれもありますから、きちんと乾いてから使用するようにしましょう。
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しなやかに肌にフィットする心地よい使用感が特徴です。
ファンデーションブラシ131の口コミ
ファンデーションブラシ131は、毛先が柔らかくて肌ざわりがとてもいいです。
私はブラシなども肌に合わなければ赤くなってしまう程の敏感肌ですが、チクチクしたりと肌に余計な刺激を与える感じがしないところがいいと思います。
そして、少ないパウダー量でもきれいに肌についてくれて、ムラになったり、厚塗りになったりしないところもいいです。
パウダー量も調節しやすいので、使いやすく、お化粧のノリもパフを使うより綺麗に仕上がるので重宝しています。
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6. まとめ
ファンデーションブラシを使えば、素早くかつキレイにファンデーションを塗ることができます。
しかも、特別なテクニックは必要ありません。
手軽にツヤ感のあるナチュラルな肌に仕上がりますので、まだブラシを使ったことがないという方も是非一度試してみてはいかがでしょうか?